Fumio Sasaki's Blog, page 11

December 8, 2018

習慣とニンテンドースイッチ 佐々木典士

子供の頃から宿題もせずにゲームして、友達が来ればゲームして、友達がいないときもゲームして、とにかく飽きずにゲームばっかりしていた。


徐々に遊ぶ頻度は落ちていったが、それをちゃんとやめられたのは、やはりテレビを手放してから。テレビを手放すと、当時持っていたPS3も使えなくなるのでテレビと一緒に引き取ってもらった。


ところがニンテンドースイッチである。テレビがなくても遊べてしまうし、コンパクト。ミニマリスト向けのゲーム機と言えるかもしれない。それでも発売以来買わずにいた。


しかし「大乱闘スマッシュブラザーズ」の新作がスイッチで出る。ぼくは甥と姪が計6人もいるので、年末はきっとスマブラ大会になるだろう。スマブラはやったことがないし、去年は「マリオカート8」でボロクソに負けたのでちょっと練習しておきたい。そんな気持ちでついにスイッチ本体を買ってしまった。


スマブラが出るまでは少し時間があったので「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」も買う。ゼルダの伝説は子どもの頃からハマりにハマったゲームシリーズで、今作はオープンワールドの中で自由に行動を選べる。


消えた2日間

ところが、このゲームを買ってから2日間連続で12時間もやってしまう。ニンテンドースイッチには親が子供のゲーム時間を知るためのアプリがあり、それでわかったのだ。当然だが1日12時間もやると、いつもの習慣はグズグズになる。時間の経過はあっという間で、2日間が消失した、という表現がしっくりくる。クリアまではゆっくりやると100時間以上かかったりするようで、これはいかんと慌ててソフトを売った。ゲームのレビューで「買ったら最後。実生活は諦めましょう」というものがあったが、まさにそんな感じ……。


面白いゲームはやめどきがわからない。

習慣に必要なのは「報酬」だが、面白いゲームはこの報酬が絶妙なタイミングで与えられるからだ。


「ブレスオブザワイルド」は最初ザコ敵相手に簡単に死ぬのだが、持っている武器や防具が強くなり、いつの間にかザコ敵を蹴散らしている自分を発見する。成長という「報酬」だ。敵を倒すと、必ずアイテムを落とすという「報酬」もある。未探検の地図を埋めるのも、矢で動いている獲物を狙うのも、ゲーム上とはいえ人間の本能的な喜びに近い。


現実はクソゲー

ゼルダシリーズは迷宮内の様々な謎を、ああでもないこうでもないと試行錯誤しながら解き明かしていく。その謎が巧妙のレベルで「自分が考えて解いた!」と思わせてくれる。謎が解けたとき、シリーズ伝統の音楽が鳴るのだが、それも報酬の合図だ。


こういった面白いゲームからすると、現実は本当にクソゲーだ。

・セーブしたところからロードすると、時間が空くほど主人公の能力が落ちている。

・なんのスキルを得るにしても、時間がかかりすぎ成長の実感が得られない。

・何かを苦労して達成したところで、必ず報酬が用意されているとは限らない。(ボス敵を倒したのに、経験値やアイテムが得られないことがゲームがあるだろうか)

などなど…


そして一昨日予約していた「スマブラ」が届く。対戦型のゲームだし「ブレスオブザワイルド」ほどは長時間するものではないと思っていた。1日の習慣を達成した後は、自由時間にしているし1〜2時間ぐらいゲームをしてもいい。


結果は……同じだった。1日で12時間以上もやってしまった。ゲームを進めれば進めるほど、使用できるキャラが増えるという「報酬」がある。能力を強化する「スピリッツ」と呼ばれる仕組みがあるのだが、トレーディングカードを集める楽しみのような「報酬」がある。本当によくできている……。


買って10日で手放す

これはいかんとこのソフトも、買って次の日に甥っ子にあげることにした。習慣を実践して学んでいるのは、ここで自分の意志が弱いからダメなんだと自分を責める必要はないということ。1日1時間までにしようとかルールを決めたりすることも効果的ではない。


「完全に断つ」方が遥かに簡単だ。本体がなければ、ゲームをすることはできない。だから買ったばかりのニンテンドースイッチを売った。差額は「ゲームにはやはり自分は抗えない」と再認識できた勉強代だ。


そしてようやく、いつもの日常が戻ってきた。やっぱりゲームは悪者なのだろうか? 最近学んだ哲学者スピノザの善悪観と絡めて次に書きたい。

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Published on December 08, 2018 15:23

習慣とニンテンドースイッチ 佐々木典士

子供の頃から宿題もせずにゲームして、友達が来ればゲームして、友達がいないときもゲームして、とにかく飽きずにゲームばっかりしていた。


徐々に遊ぶ頻度は落ちていったが、それをちゃんとやめられたのは、やはりテレビを手放してから。テレビを手放すと、当時持っていたPS3も使えなくなるのでテレビと一緒に引き取ってもらった。


ところがニンテンドースイッチである。テレビがなくても遊べてしまうし、コンパクト。ミニマリスト向けのゲーム機と言えるかもしれない。それでも発売以来買わずにいた。


しかし「大乱闘スマッシュブラザーズ」の新作がスイッチで出る。ぼくは甥と姪が計6人もいるので、年末はきっとスマブラ大会になるだろう。スマブラはやったことがないし、去年は「マリオカート8」でボロクソに負けたのでちょっと練習しておきたい。そんな気持ちでついにスイッチ本体を買ってしまった。


スマブラが出るまでは少し時間があったので「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」も買う。ゼルダの伝説は子どもの頃からハマりにハマったゲームシリーズで、今作はオープンワールドの中で自由に行動を選べる。


消えた2日間

ところが、このゲームを買ってから2日間連続で12時間もやってしまう。ニンテンドースイッチには親が子供のゲーム時間を知るためのアプリがあり、それでわかったのだ。当然だが1日12時間もやると、いつもの習慣はグズグズになる。時間の経過はあっという間で、2日間が消失した、という表現がしっくりくる。クリアまではゆっくりやると100時間以上かかったりするようで、これはいかんと慌ててソフトを売った。ゲームのレビューで「買ったら最後。実生活は諦めましょう」というものがあったが、まさにそんな感じ……。


面白いゲームはやめどきがわからない。

習慣に必要なのは「報酬」だが、面白いゲームはこの報酬が絶妙なタイミングで与えられるからだ。


「ブレスオブザワイルド」は最初ザコ敵相手に簡単に死ぬのだが、持っている武器や防具が強くなり、いつの間にかザコ敵を蹴散らしている自分を発見する。成長という「報酬」だ。敵を倒すと、必ずアイテムを落とすという「報酬」もある。未探検の地図を埋めるのも、矢で動いている獲物を狙うのも、ゲーム上とはいえ人間の本能的な喜びに近い。


現実はクソゲー

ゼルダシリーズは迷宮内の様々な謎を、ああでもないこうでもないと試行錯誤しながら解き明かしていく。その謎が巧妙のレベルで「自分が考えて解いた!」と思わせてくれる。謎が解けたとき、シリーズ伝統の音楽が鳴るのだが、それも報酬の合図だ。


こういった面白いゲームからすると、現実は本当にクソゲーだ。

・セーブしたところからロードすると、時間が空くほど主人公の能力が落ちている。

・なんのスキルを得るにしても、時間がかかりすぎ成長の実感が得られない。

・何かを苦労して達成したところで、必ず報酬が用意されているとは限らない。(ボス敵を倒したのに、経験値やアイテムが得られないことがゲームがあるだろうか)

などなど…


そして一昨日予約していた「スマブラ」が届く。対戦型のゲームだし「ブレスオブザワイルド」ほどは長時間するものではないと思っていた。1日の習慣を達成した後は、自由時間にしているし1〜2時間ぐらいゲームをしてもいい。


結果は……同じだった。1日で12時間以上もやってしまった。ゲームを進めれば進めるほど、使用できるキャラが増えるという「報酬」がある。能力を強化する「スピリッツ」と呼ばれる仕組みがあるのだが、トレーディングカードを集める楽しみのような「報酬」がある。本当によくできている……。


買って10日で手放す

これはいかんとこのソフトも、買って次の日に甥っ子にあげることにした。習慣を実践して学んでいるのは、ここで自分の意志が弱いからダメなんだと自分を責める必要はないということ。1日1時間までにしようとかルールを決めたりすることも効果的ではない。


「完全に断つ」方が遥かに簡単だ。本体がなければ、ゲームをすることはできない。だから買ったばかりのニンテンドースイッチを売った。差額は「ゲームにはやはり自分は抗えない」と再認識できた勉強代だ。


そしてようやく、いつもの日常が戻ってきた。やっぱりゲームは悪者なのだろうか? 最近学んだ哲学者スピノザの善悪観と絡めて次に書きたい。

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Published on December 08, 2018 15:23

November 26, 2018

※決まりました【あげます、送料も無料】 車中泊仕様!! マニュアル軽自動車 佐々木典士

※お譲りする方決まりました。ご応募頂いた方、ありがとうございました。

 


 


差し上げたいのは、日産のピノ。(マニュアルです!)


ぼくが運転して、お届けします。配送料無料。ぜんぶタダ。


 


まずは差し上げたい方の条件を先に、


①「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」か「ぼくたちは習慣で、できている。」かどちらか読んでくださった方


②12月12日までに受け取り可能な方(任意保険の都合です)


③関西近郊にお住まいの方(岐阜、愛知、福井あたりも。事情によってはもう少しがんばるかも)


④こちらの情報だけで決めてもらえる方(実車確認などはややこしいので。きれいな車です


⑤転売はせず、乗って頂ける方


 


ピンときた方はtwitter、FacebookのDMか、


minimalandism@gmail.com


までメールください。


 


①氏名


②ご住所


③12月12日までの受取可能日、時間帯


④車中泊装備が必要かどうか(いらなければお渡し前に処分します)


 


をご連絡ください。簡単な自己紹介もあると嬉しいですね。


先着順ではありません。決まったら、こちらのブログやtwitterでもご連絡します。


名義変更まで、3万円だけお預かりしようかと思います。変更確認後に返却します。


 


 


では、車のご紹介。


2008年式 日産ピノ(SUZUKIアルトのOEMです。形式はDBA-HC24S 詳細のスペックはコチラを)


・車検は32年4月まで


・禁煙


・修復歴なし


・2017年のリコールは、ディーラーにて対策済み


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デザイン好きなんですよね。ミルクティーベージュに、鉄チンホイールで足元を締める。欧州車みたいじゃないですか?


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マニュアルです(ここ大事)SUZUKIのマニュアルは小気味よくはいります! ひさびさだったり、操作不安な方は簡単にレクチャーもしますよ。練習用にもぜひ。運転が楽しくなり、ぼくはマニュアルしか乗りません!


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96000km。まだまだこれから。10万kmがどうとか、神話です。安心のタイミングチェーン式です。


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ぼくが買ったときより、いろいろとキレイです笑。


 


車中泊仕様!

 


「最小庵・弐」と名付けて、活躍していたピノ。


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マットを伸ばせば広々。めちゃくちゃ快適に寝られます。マットもおつけします。


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ベッドは乗っかってるだけなので、使わないときは取り外して普通に4人乗ることもできます。


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自作の断熱シェードもおつけします。ek-ワゴン用に作ったので、フロントとリアガラスはピッタリですがサイドは少し隙間ができます。


 


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パーキングエリアでも、横になって休憩すると、回復量が違います!


 


とりあえず1人用の車中泊仕様ですが、車中泊は冒険心も刺激され、本当に自由で楽しいですよ。


ぜひお楽しみいただければと思います。


内装キレイです

 


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もちろん禁煙です。天井もこの通り。


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シートの状態もよいです。


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マットも新品に交換したので、運転席以外はほぼ新品。


充実の装備

 


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ラジオ、CDなどついたオーディオ。エアコンも当然ついてます。


 


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もはやこれがなきゃ、ETC!


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ドラレコ! あおり運転対策に笑。


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スマホホルダーと、USBの充電器も。


メンテナンス状況
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タイヤも購入後に新品に替えたので、バリ山!


[image error]

オイル交換もしております!


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ライト磨いたばかりなので、とってもきれいです。


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水垢、ウロコも取ったばかりでピッカピカ。全体にバリアスコートというコーティング剤も使いました。


ちょっと残念な点

 


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ベージュなので目立たないですが、タッチアップ箇所が数箇所あります。


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キーレスではなく、普通のカギです。元々キーレスの車なのですが反応しなくなり、本体もどこかへやってしまいました……。


 


あと、夏場のエアコンが効き始めるのに時間がかかります。そろそろガス交換が必要かもしれません。しばらくすると効き始めます。暖房は大丈夫です。


 


いろいろありますが、ものすごいお得には変わりないです笑。


これを売ってパソコン新しくしようとかも思ったのですが笑、読者の方にも還元したいなと。


よろしくお願いします。

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Published on November 26, 2018 18:18

※決まりました【あげます、送料も無料】 車中泊仕様!! マニュアル軽自動車 佐々木典士

※お譲りする方決まりました。ご応募頂いた方、ありがとうございました。

 


 


差し上げたいのは、日産のピノ。(マニュアルです!)


ぼくが運転して、お届けします。配送料無料。ぜんぶタダ。


 


まずは差し上げたい方の条件を先に、


①「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」か「ぼくたちは習慣で、できている。」かどちらか読んでくださった方


②12月12日までに受け取り可能な方(任意保険の都合です)


③関西近郊にお住まいの方(岐阜、愛知、福井あたりも。事情によってはもう少しがんばるかも)


④こちらの情報だけで決めてもらえる方(実車確認などはややこしいので。きれいな車です )


⑤転売はせず、乗って頂ける方


 


ピンときた方はtwitter、FacebookのDMか、


minimalandism@gmail.com


までメールください。


 


①氏名


②ご住所


③12月12日までの受取可能日、時間帯


④車中泊装備が必要かどうか(いらなければお渡し前に処分します)


 


をご連絡ください。簡単な自己紹介もあると嬉しいですね。


先着順ではありません。決まったら、こちらのブログやtwitterでもご連絡します。


名義変更まで、3万円だけお預かりしようかと思います。変更確認後に返却します。


 


 


では、車のご紹介。


2008年式 日産ピノ(SUZUKIアルトのOEMです。形式はDBA-HC24S 詳細のスペックはコチラを)


・車検は32年4月まで


・禁煙


・修復歴なし


・2017年のリコールは、ディーラーにて対策済み


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デザイン好きなんですよね。ミルクティーベージュに、鉄チンホイールで足元を締める。欧州車みたいじゃないですか?


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マニュアルです(ここ大事)SUZUKIのマニュアルは小気味よくはいります! ひさびさだったり、操作不安な方は簡単にレクチャーもしますよ。練習用にもぜひ。運転が楽しくなり、ぼくはマニュアルしか乗りません!


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96000km。まだまだこれから。10万kmがどうとか、神話です。安心のタイミングチェーン式です。


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ぼくが買ったときより、いろいろとキレイです笑。


 


車中泊仕様!

 


「最小庵・弐」と名付けて、活躍していたピノ。


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マットを伸ばせば広々。めちゃくちゃ快適に寝られます。マットもおつけします。


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ベッドは乗っかってるだけなので、使わないときは取り外して普通に4人乗ることもできます。


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自作の断熱シェードもおつけします。ek-ワゴン用に作ったので、フロントとリアガラスはピッタリですがサイドは少し隙間ができます。


 


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パーキングエリアでも、横になって休憩すると、回復量が違います!


 


とりあえず1人用の車中泊仕様ですが、車中泊は冒険心も刺激され、本当に自由で楽しいですよ。


ぜひお楽しみいただければと思います。


内装キレイです

 


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もちろん禁煙です。天井もこの通り。


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シートの状態もよいです。


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マットも新品に交換したので、運転席以外はほぼ新品。


充実の装備

 


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ラジオ、CDなどついたオーディオ。エアコンも当然ついてます。


 


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もはやこれがなきゃ、ETC!


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ドラレコ! あおり運転対策に笑。


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スマホホルダーと、USBの充電器も。


メンテナンス状況
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タイヤも購入後に新品に替えたので、バリ山!


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オイル交換もしております!


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ライト磨いたばかりなので、とってもきれいです。


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水垢、ウロコも取ったばかりでピッカピカ。全体にバリアスコートというコーティング剤も使いました。


ちょっと残念な点

 


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ベージュなので目立たないですが、タッチアップ箇所が数箇所あります。


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キーレスではなく、普通のカギです。元々キーレスの車なのですが反応しなくなり、本体もどこかへやってしまいました……。


 


あと、夏場のエアコンが効き始めるのに時間がかかります。そろそろガス交換が必要かもしれません。しばらくすると効き始めます。暖房は大丈夫です。


 


いろいろありますが、ものすごいお得には変わりないです笑。


これを売ってパソコン新しくしようとかも思ったのですが笑、読者の方にも還元したいなと。


よろしくお願いします。

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Published on November 26, 2018 18:18

【あげます、送料も無料】 車中泊仕様!! マニュアル軽自動車 佐々木典士

差し上げたいのは、日産のピノ。(マニュアルです!)


ぼくが運転して、お届けします。配送料無料。ぜんぶタダ。


 


まずは差し上げたい方の条件を先に、


①「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」か「ぼくたちは習慣で、できている。」かどちらか読んでくださった方


②12月12日までに受け取り可能な方(任意保険の都合です)


③関西近郊にお住まいの方(岐阜、愛知、福井あたりも。事情によってはもう少しがんばるかも)


④こちらの情報だけで決めてもらえる方(実車確認などはややこしいので。きれいな車です )


⑤転売はせず、乗って頂ける方


 


ピンときた方はtwitter、FacebookのDMか、


minimalandism@gmail.com


までメールください。


 


①氏名


②ご住所


③12月12日までの受取可能日、時間帯


④車中泊装備が必要かどうか(いらなければお渡し前に処分します)


 


をご連絡ください。簡単な自己紹介もあると嬉しいですね。


先着順ではありません。決まったら、こちらのブログやtwitterでもご連絡します。


名義変更まで、3万円だけお預かりしようかと思います。変更確認後に返却します。


 


 


では、車のご紹介。


2008年式 日産ピノ(SUZUKIアルトのOEMです。形式はDBA-HC24S 詳細のスペックはコチラを)


・車検は32年4月まで


・禁煙


・修復歴なし


・2017年のリコールは、ディーラーにて対策済み


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デザイン好きなんですよね。ミルクティーベージュに、鉄チンホイールで足元を締める。欧州車みたいじゃないですか?


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マニュアルです(ここ大事)SUZUKIのマニュアルは小気味よくはいります! ひさびさだったり、操作不安な方は簡単にレクチャーもしますよ。練習用にもぜひ。運転が楽しくなり、ぼくはマニュアルしか乗りません!


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96000km。まだまだこれから。10万kmがどうとか、神話です。安心のタイミングチェーン式です。


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ぼくが買ったときより、いろいろとキレイです笑。


 


車中泊仕様!

 


「最小庵・弐」と名付けて、活躍していたピノ。


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マットを伸ばせば広々。めちゃくちゃ快適に寝られます。マットもおつけします。


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[image error]

ベッドは乗っかってるだけなので、使わないときは取り外して普通に4人乗ることもできます。


[image error]

自作の断熱シェードもおつけします。ek-ワゴン用に作ったので、フロントとリアガラスはピッタリですがサイドは少し隙間ができます。


 


[image error]

パーキングエリアでも、横になって休憩すると、回復量が違います!


 


とりあえず1人用の車中泊仕様ですが、車中泊は冒険心も刺激され、本当に自由で楽しいですよ。


ぜひお楽しみいただければと思います。


内装キレイです

 


[image error]


[image error]

もちろん禁煙です。天井もこの通り。


[image error]

シートの状態もよいです。


[image error]

マットも新品に交換したので、運転席以外はほぼ新品。


充実の装備

 


[image error]

ラジオ、CDなどついたオーディオ。エアコンも当然ついてます。


 


[image error]

もはやこれがなきゃ、ETC!


[image error]

ドラレコ! あおり運転対策に笑。


[image error]


[image error]

スマホホルダーと、USBの充電器も。


メンテナンス状況
[image error]

タイヤも購入後に新品に替えたので、バリ山!


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オイル交換もしております!


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ライト磨いたばかりなので、とってもきれいです。


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水垢、ウロコも取ったばかりでピッカピカ。全体にバリアスコートというコーティング剤も使いました。


ちょっと残念な点

 


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ベージュなので目立たないですが、タッチアップ箇所が数箇所あります。


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キーレスではなく、普通のカギです。元々キーレスの車なのですが反応しなくなり、本体もどこかへやってしまいました……。


 


あと、夏場のエアコンが効き始めるのに時間がかかります。そろそろガス交換が必要かもしれません。しばらくすると効き始めます。暖房は大丈夫です。


 


いろいろありますが、ものすごいお得には変わりないです笑。


これを売ってパソコン新しくしようとかも思ったのですが笑、読者の方にも還元したいなと。


よろしくお願いします。

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Published on November 26, 2018 18:18

November 25, 2018

ミニマリズムだらけの車選び 〜NDロードスター〜佐々木典士

 


車選びをするうえでは、いろいろなミニマリズムが考えられる。


・旧型のminiのように車自体が小さいこと。

・ハイブリッドカーのように、消費するガソリンが少ないこと。

・ぼくが乗っていた軽自動車のように、とにかく価格が安いこと。

・デザインが引き算で考えられていること。

・乗れる人数が少ないことや、積載性がないこと。


ぼくが選んだのは最後の2つだった。2シーターのオープンカー、マツダの魂、NDロードスター。



今売れている車は、とにかくたくさん荷物が積めたり、軽自動車なのに大きかったり、そういう車なのでそれとは正反対のような車だ。


もちろん家族の人数が乗れる分だけの車を選べばいいのだが、それ以上の人数を考え始めたりとすると話は変わってくる。


車を買うときには、仲間も荷物もぎゅうぎゅうに詰め込んで、楽しくキャンプや旅行に行くというような場面を想像したりするが(実際、車の広告にはそういうイメージが多い)実際そんな機会は少ない。


日常を輝かせるために

 


道行く車を眺めていると、ほとんどが1人だけで乗っているか、せいぜい2人ぐらいで走っている。その時それ以外のシートや、そのために必要なスペースはただの重しで、それを引きずって車は走っている。


ぼくは独身。そして99%以上はただ1人で乗っているから、座席は2つで充分だ。ミニマリストの発想は、日常の99%はそれで行われているのだから、特別な1%の機会のために99%が損なわれないようにしようということだと思う。


家の間取りでも、誰かが泊まりに来るから部屋が、布団が必要だとなってくればその維持のために日常はすり減っていく。


だから何かを、いさぎよく割り切る。ぼくの車は2人しか乗れないので、4人で旅行には行けない。誰かを駅まで送るとしたら、1人までだ。シートは倒れないので、大好きだった車中泊もできない。車高が低いから、河原にも入れないだろう。


しかし。日常の99%は輝き始めた。2人しか乗れないのは、車の中心部に重心を集めたいから。車を構成する中でも重い部品が人だ。車は1トンを切る軽量。そして重心を低く集中させると、まわるコマのようにクルクルとカーブを曲がれる。


 


何の変哲もない交差点を曲がるだけで、口元がほころぶ。カーブを曲がるとき、体をくねらせなければいけないようなGは不快だ。しかし、気持ちのよい加速で体が押し出されたり、適度なGが体にかかりながら滑るようにカーブを曲がっていくのは本当に楽しい。


これはサーフィンやウィンタースポーツの楽しみと同じだと思う。

物理現象を自分でコントロールした、という達成感も同じだ。


罪悪感がなくなったわけではない。とりあえずの今は電気自動車を諦め、どこでどういう風に、希少なガソリンを使ってもいいと自分に許しを与えているのかはよくわからない。田舎では車が必須だからか、みんなも乗っているからか。せめてと考えて、古い車ではなく燃費の良い新しい車を選んだ。楽しみが同じなら、もっとエコなサーフィンでも満足できるのかもしれない。


見つける独自のもの

 


モノを減らすには、シェアやレンタルでいい。ミニマリストの発想はこれだ。車もシェアやanycaのような個人間の便利なレンタルサービスがあって、とくに運転が好きでない人はこれでいい。しかしぼくは今、できるだけ長く運転席に座っていたいと思うようになってしまった。


「私のウチにはなんにもない。」のゆるりまいさんは、家にはモノが少ないが、バッグはたくさん持っている。そしてそのバッグはこれより多くても暮らしにくいし、少なくても幸せではないとおっしゃっていた。減らしてみて、そ独自の大事なものを見つける。どうやらゆるりさんにとってのバッグが、ぼくにとっての車のようだ


 


マツダもミニマリズムの会社だ。シェアは2%でいいと割り切っているから、攻めた車作りができる。車のラインナップも名前もデザインも、店舗もミニマリズムに貫かれている。そして変態的な情熱を持った開発陣。ジョブズのような怪物はいなくても、その製品が大好きな人々が集まれば、理想が具現化できるという見本。


 


亡き父もどうやらマツダ党だったらしく、サバンナ、ルーチェなどマツダ車を乗り継いでいた。亡き父との会話を交わす。魔女は血で飛ぶし、血は争えないのか。


好きなものには、取り去らわれる

 


車にハマっている人(兄とか兄とか父とか)を以前はどこかでバカにしていたし、ミニマリストとしては「車はいらない」という方がわかりやすい。しかしどうやら、めちゃくちゃ好きみたいだ。10代で出会っていたら「レーサーになりたい!」と言っていたような気がする。人がどんなタイミングで何を好きになってしまうのか、本当にわからない。


 


そして選んだこの車。あらゆる車の中で、ぼくにとって最高の1台だ。旅から帰ってくるとただいまと言いたくなるし、運転したくて仕方がなくなる。「自由と結婚した」と今まで説明していたが、もしかしたらロードスターと結婚したのかもしれない……。


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大事にしたいものができて失ったものもある。

それはまた書く。

(最小庵は手放します。企画も近日中に行いますので、お楽しみに)


 



「スピリット・オブ・ロードスター ~広島で生まれたライトウェイトスポーツ」


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変態的としか形容できないマツダの開発陣の情熱。

技術的の細かいところはよくわからなくても、とにかくすごいとしか言いようがない。

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Published on November 25, 2018 19:29

November 24, 2018

休暇小屋もしくは週末小屋のリトリート(Retreat)          沼畑直樹

普段の生活から遮断されたところにある別荘もしくは小屋、宿に佇むこと。


それがリトリート(Retreat)だが、この言葉には、「逃避」という意味がある。


ノイジーな日常から逃げ、離れ、リセットする。


これは、普段忙しい街に暮らし、忙しい仕事やお店に囲まれている人にとっての言葉だ。


たとえば森の中に別荘があり、週末はそこで過ごすという人も増えてきた。


その生活が気に入って、移住してしまう人もいる。


 


私は吉祥寺という忙しい街の商店街の中の家から、東京の西部にあるいくつもの巨大な公園に囲まれた小さな住宅街に越してきた。


縦長なエリアは三方を公園で別の公園で囲まれていて、通り道にもなっていないので、普段は本当に静か。


吉祥寺では聞こえなかった鳥のさえずり。複数のカマキリや正体不明の虫、夜には野生動物のテンにも遭遇する。


それでいて妻の職場には自転車で10分ほど(持ってないけど)。仕事の相棒であるHachiiiの家もそれくらいの距離にあり、夜には新宿から車で30分もかからない。


お店やスーパーが近くにないのが妻の不満ではあるけれど、リトリートに来たと思えば、自分としては心地いい。


 


ここは山梨でも長野でも伊豆でもないけれど、部屋の中には家具が少ないせいか、週末小屋のような雰囲気がある。


好きなモノに溢れ、便利なものが部屋中にありという、暖かい我が家という感じではないけれど、常に凜とした空気を保つ。


吉祥寺の家には帰れないけれど、「月曜日には帰ろう」と想像したりする。


それがバカンスの場合は、「一ヶ月はここにいよう」。


 


昔、欧米の作家の家の写真集を持っていた。


どれもそれは休暇小屋のような感じで、湖畔にあったり森にあったり、海辺に佇んだりしていた。


佐々木さんも、随分喧噪から離れた京都の南端でリトリートしている。


休暇をそこで過ごしているのだ。


 


20歳のころに沖縄の離島である久米島に辿りついた私は、人生の早い時期にリトリートをしたともいえる。


毎日、海を見下ろすガーデンに佇んで、詩を書いたり写真を撮ったりしていたのだから、贅沢なものだ。


ときどきその海には鯨が通り、季節や時間で移り変わる海の色にただひたすら感動していた。


北海道の緑色の海の色とは、まったく違った。


 


そのクメジマ・リトリートのあとは、都会に行こうと思った。


島の暮らしに慣れたあとの那覇は、車がいっぱいの大都会だった。


そしてニューヨークに憧れた。


 


賑やかなところに住みたいという欲求は、もしかしたらリトリートの反動だったのかもしれない。


東京では代官山、吉祥寺と賑やかなところにしか住まなかった。


 


そして、今は半リトリート。家族の職場も近い、都心にもほどほど。でも賑やかな場所ではなく、豊かな自然がある。


別荘ではないけれど、ミニマリズムのおかげで休暇小屋のような雰囲気を持っている。


 


10年後にはまた反動が来るかもしれない。陰と陽を行ったり来たり。


今はとりあえず、休暇小屋という言葉が心地いい。


 

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Published on November 24, 2018 17:52

休暇小屋もしくは週末小屋のリトリート(Retreat)          沼畑直樹

普段の生活から遮断されたところにある別荘もしくは小屋、宿に佇むこと。


それがリトリート(Retreat)だが、この言葉には、「逃避」という意味がある。


ノイジーな日常から逃げ、離れ、リセットする。


これは、普段忙しい街に暮らし、忙しい仕事やお店に囲まれている人にとっての言葉だ。


たとえば森の中に別荘があり、週末はそこで過ごすという人も増えてきた。


その生活が気に入って、移住してしまう人もいる。


 


私は吉祥寺という忙しい街の商店街の中の家から、東京の西部にあるいくつもの巨大な公園に囲まれた小さな住宅街に越してきた。


縦長なエリアは三方を公園で別の公園で囲まれていて、通り道にもなっていないので、普段は本当に静か。


吉祥寺では聞こえなかった鳥のさえずり。複数のカマキリや正体不明の虫、夜には野生動物のテンにも遭遇する。


それでいて妻の職場には自転車で10分ほど(持ってないけど)。仕事の相棒であるHachiiiの家もそれくらいの距離にあり、夜には新宿から車で30分もかからない。


お店やスーパーが近くにないのが妻の不満ではあるけれど、リトリートに来たと思えば、自分としては心地いい。


 


ここは山梨でも長野でも伊豆でもないけれど、部屋の中には家具が少ないせいか、週末小屋のような雰囲気がある。


好きなモノに溢れ、便利なものが部屋中にありという、暖かい我が家という感じではないけれど、常に凜とした空気を保つ。


吉祥寺の家には帰れないけれど、「月曜日には帰ろう」と想像したりする。


それがバカンスの場合は、「一ヶ月はここにいよう」。


 


昔、欧米の作家の家の写真集を持っていた。


どれもそれは休暇小屋のような感じで、湖畔にあったり森にあったり、海辺に佇んだりしていた。


佐々木さんも、随分喧噪から離れた京都の南端でリトリートしている。


休暇をそこで過ごしているのだ。


 


20歳のころに沖縄の離島である久米島に辿りついた私は、人生の早い時期にリトリートをしたともいえる。


毎日、海を見下ろすガーデンに佇んで、詩を書いたり写真を撮ったりしていたのだから、贅沢なものだ。


ときどきその海には鯨が通り、季節や時間で移り変わる海の色にただひたすら感動していた。


北海道の緑色の海の色とは、まったく違った。


 


そのクメジマ・リトリートのあとは、都会に行こうと思った。


島の暮らしに慣れたあとの那覇は、車がいっぱいの大都会だった。


そしてニューヨークに憧れた。


 


賑やかなところに住みたいという欲求は、もしかしたらリトリートの反動だったのかもしれない。


東京では代官山、吉祥寺と賑やかなところにしか住まなかった。


 


そして、今は半リトリート。家族の職場も近い、都心にもほどほど。でも賑やかな場所ではなく、豊かな自然がある。


別荘ではないけれど、ミニマリズムのおかげで休暇小屋のような雰囲気を持っている。


 


10年後にはまた反動が来るかもしれない。陰と陽を行ったり来たり。


今はとりあえず、休暇小屋という言葉が心地いい。


 

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Published on November 24, 2018 17:52

November 18, 2018

大きなことをするために。シャルジャ国際ブックフェア佐々木典士

シャルジャ国際ブックフェアに参加してきた。シャルジャというのは、ドバイの上に位置し、アラブ首長国連邦のひとつをなす首長国のひとつ。各国に世襲の首長、王様がいる。(たまにドバイを国だと思っている人がいますが、間違いであって間違いではないということかも。法律も首長国ごとに違う)


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白い服(カンドゥーラ)を着た男性や、黒い服(アバヤ)を着た女性ばかり。アウェーマニアとしてはゾクゾクする。


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ヤクルトやシャトレーゼは中東でも展開しているそう。ドバイには「銀だこ」も回転寿司もあるよ。


規模が大きいということだけは知っていたけど、日本が名誉ゲストだとか、日本から有名な作家さんがたくさん来るということは、現地に行ってから知る(笑)。今回は海外のエージェントと、英語のメールのやり取りだけをなんとかこなしてやって来たのだった。


ゲストは桜庭一樹さん、中島京子さん、中村文則さん、西加奈子さん、湊かなえさんなど、なんでぼく呼ばれたん? と思いましたよね。ぼくなんかに、ビジネスクラスを用意してくれたり、空港からの送迎もレクサスで送ってくれて、どんな予算だよと思っていたがゲストの顔ぶれを見て少し納得した。


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飛行機の中にあるバーカウンター。CAさんたちはずっとここでおしゃべりしてる笑。


 


首長が読書文化を育てるために、日本を名誉ゲストにしたとか、力の入れようがすごい。プライベートビーチつきのホテルも豪華。


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ロシア系の人たちがバカンスに使う地域だとか。


 


しかしホテルについてからは、もてなしの様相は変わる。

まず、チェックインしようとしても自分の名前がなかった。


ホテルにはブックフェアのヘルプデスクがあるので、交渉してもらう。違うホテルになるかもと。そしてなんだかんだで2時間ぐらい待ち、ようやくフロントに呼ばれ言われたのが「この部屋は今夜だけ」。滞在は一週間の予定。あわててまたヘルプデスクに行くと「心配しないで」と。どちらが本当なのか……。


 


この後、ビーチで泳いでいたらiPhone水没というハプニングがあったが、これは自分のせい。せっかくの機会に写真を撮れないのは悲しいので、ドバイモールのApple Storeまで急遽買いにいく。インド人のキュートな女の子から購入!(ちなみにFaceTimeは使えない仕様、代わりに写真はマナーモードで無音になる)


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ドバイモールは世界最大のショッピングモール。水槽も世界最大とか。


今回招待された作家さんは、ブックフェアでのトークする他に、現地の中学校や高校に行って講演するというプログラムをそれぞれ担っている。トークや講演の時間自体は決まっていたが、いつ集合すればいいかなどは決まっておらず、ホテルの部屋に手紙が来たり、ヘルプデスクと直接交渉したりする。


 


ぼくが行ったのは、さらにお隣の首長国アジュマンというところにあるインドのインターナショナルスクール。本当に温かくもてなしてくれた。ぼくはいつもPowerPointを使って話す(ないと話せない)ので、日本からコネクターを持っていった。そのこと自体は、メールのやり取りで確認していた。しかし、コネクターが合わない。


 


「さあ、登場頂きましょう。佐々木典士さんです」と言われてからすでに数分経過。眼の前には、すでに椅子に座って待っている学生たち。あわてて、USB経由でデータを現地のパソコンに移して使用した。


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授業はすべて英語。これからの未来を感じさせるしっかりした学生たち。


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トークをなんとか終えて。歓迎ぶりがすごい。


 


こんなのは序の口だった。

・桜庭一樹さんは送迎の車が来ない。

・中島京子さんも、ホテルの予約が取れてない。

・湊かなえさんに至っては講演で訪れた学校が、お嬢様校だったらしく、通訳の男性が校内へ入ってはいけないと。湊さんは英語を話せるので事なきを得たそうだが、もし自分だったら!!


ゲストでトラブルがない人がいないぐらいだったので、お話したときに盛り上がる。

しかし、


日本でこんな有名な方ばかり集めて、きちんと段取りを取ろうと思えば相当の労力が必要になる。日本式に、きちんと集合時間と帰る時間を事前に決めて、お付きの担当者を決めて、もちろん事前の打ち合わせも入念に! という方法ではお互いに疲れてしまう。


 


企画の段階で、労力が想定できてしまうので「無理でしょ」「現実的じゃない」「お前何夢見てんの?」という話になるに違いない。


苦労はあったが、嫌な気持ちはしない。

「飛行機は用意した。講演の時間も決まってる。重要なのはこれだ。あとはヘルプデスクがあるから、困ったことがあったら言ってね」という感じ。


 


ゲストが砂漠ツアーや、ディナーに参加できるプログラムもあったが、いちいち参加確認などもない。集合時間にロビーに来ていなければ、来ないのだろう。そういう感じ。


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日程が合わず個人で予約した砂漠ツアー。ジェットコースターのようなドライブ。ラクダや四輪バギーにも乗った。


 


労力を運営スタッフだけに過度に分担させず、ゲストも含めてそれぞれが請け負っている。それが心地よい。働いている人で疲れ切っている人が見当たらない。


 


中村文則さんはUAEでの体験を幸福だったと書かれていた。桜庭一樹さんも楽しくて、行ってよかったとおっしゃっていた。それぞれにトラブルはあったけれど、それでも嫌な気持ちではなく心地よさを感じるのは、異国の楽しさだけではなく、こんなところに理由があるのではないだろうか。


[image error]

現地のラジオにも突然出ることに。たまたまいたので、「お前でいいわ」と即興でいろいろ決まっていく笑。


アラブ首長国連邦はほんの数十年前に、石油が見つかり発展した国だ。ドバイだって10年前には何もなかったそうだ。だからこそ、カオスだからこそ、大きいことができる。みんなが平等に困りながら、いちばん重要な「実現すること」を優先している。


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ブルジュ・ハリファの上から。シムシティをプレイしているみたい。100年後はここがニューヨークみたいになるのかも。


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世界最大の「枠」。ドバイフレーム。


日本はいろいろ技術は優れているが、手続き上の問題が多すぎて実現に至らないとよく言われる。海外から日本に帰ってきてバスに乗るだけでわかる。代金をカードで支払うと、何枚もレシートが出てくる。そのそれぞれに意味がよくわからないハンコが押される。バスに荷物を預けると、きちんと引換証が渡されて……。


細かい雑事だらけなら、誰だって放り出したくなる。


もてなされる側だって「そこまでしてくれなくていいです……」と疲れてしまう。


 


お客様は神様ではなく、お客様はお客様だ。

もし、お客様が神様なら、働いている人も神様だ。


お客様は神様だという人がいたっていい。

しかし、それを基準にルールを作ってはいけない。


巡り巡ってみんなが疲れてしまう仕組みは、そろそろ終わりにしませんか?

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Published on November 18, 2018 18:42

大きなことをするために。シャルジャ国際ブックフェア佐々木典士

シャルジャ国際ブックフェアに参加してきた。シャルジャというのは、ドバイの上に位置し、アラブ首長国連邦のひとつをなす首長国のひとつ。各国に世襲の首長、王様がいる。(たまにドバイを国だと思っている人がいますが、間違いであって間違いではないということかも。法律も首長国ごとに違う)


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白い服(カンドゥーラ)を着た男性や、黒い服(アバヤ)を着た女性ばかり。アウェーマニアとしてはゾクゾクする。


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ヤクルトやシャトレーゼは中東でも展開しているそう。ドバイには「銀だこ」も回転寿司もあるよ。


規模が大きいということだけは知っていたけど、日本が名誉ゲストだとか、日本から有名な作家さんがたくさん来るということは、現地に行ってから知る(笑)。今回は海外のエージェントと、英語のメールのやり取りだけをなんとかこなしてやって来たのだった。


ゲストは桜庭一樹さん、中島京子さん、中村文則さん、西加奈子さん、湊かなえさんなど、なんでぼく呼ばれたん? と思いましたよね。ぼくなんかに、ビジネスクラスを用意してくれたり、空港からの送迎もレクサスで送ってくれて、どんな予算だよと思っていたがゲストの顔ぶれを見て少し納得した。


[image error]

飛行機の中にあるバーカウンター。CAさんたちはずっとここでおしゃべりしてる笑。


 


首長が読書文化を育てるために、日本を名誉ゲストにしたとか、力の入れようがすごい。プライベートビーチつきのホテルも豪華。


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ロシア系の人たちがバカンスに使う地域だとか。


 


しかしホテルについてからは、もてなしの様相は変わる。

まず、チェックインしようとしても自分の名前がなかった。


ホテルにはブックフェアのヘルプデスクがあるので、交渉してもらう。違うホテルになるかもと。そしてなんだかんだで2時間ぐらい待ち、ようやくフロントに呼ばれ言われたのが「この部屋は今夜だけ」。滞在は一週間の予定。あわててまたヘルプデスクに行くと「心配しないで」と。どちらが本当なのか……。


 


この後、ビーチで泳いでいたらiPhone水没というハプニングがあったが、これは自分のせい。せっかくの機会に写真を撮れないのは悲しいので、ドバイモールのApple Storeまで急遽買いにいく。インド人のキュートな女の子から購入!(ちなみにFaceTimeは使えない仕様、代わりに写真はマナーモードで無音になる)


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ドバイモールは世界最大のショッピングモール。水槽も世界最大とか。


今回招待された作家さんは、ブックフェアでのトークする他に、現地の中学校や高校に行って講演するというプログラムをそれぞれ担っている。トークや講演の時間自体は決まっていたが、いつ集合すればいいかなどは決まっておらず、ホテルの部屋に手紙が来たり、ヘルプデスクと直接交渉したりする。


 


ぼくが行ったのは、さらにお隣の首長国アジュマンというところにあるインドのインターナショナルスクール。本当に温かくもてなしてくれた。ぼくはいつもPowerPointを使って話す(ないと話せない)ので、日本からコネクターを持っていった。そのこと自体は、メールのやり取りで確認していた。しかし、コネクターが合わない。


 


「さあ、登場頂きましょう。佐々木典士さんです」と言われてからすでに数分経過。眼の前には、すでに椅子に座って待っている学生たち。あわてて、USB経由でデータを現地のパソコンに移して使用した。


[image error]

授業はすべて英語。これからの未来を感じさせるしっかりした学生たち。


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トークをなんとか終えて。歓迎ぶりがすごい。


 


こんなのは序の口だった。

・桜庭一樹さんは送迎の車が来ない。

・中島京子さんも、ホテルの予約が取れてない。

・湊かなえさんに至っては講演で訪れた学校が、お嬢様校だったらしく、通訳の男性が校内へ入ってはいけないと。湊さんは英語を話せるので事なきを得たそうだが、もし自分だったら!!


ゲストでトラブルがない人がいないぐらいだったので、お話したときに盛り上がる。

しかし、


日本でこんな有名な方ばかり集めて、きちんと段取りを取ろうと思えば相当の労力が必要になる。日本式に、きちんと集合時間と帰る時間を事前に決めて、お付きの担当者を決めて、もちろん事前の打ち合わせも入念に! という方法ではお互いに疲れてしまう。


 


企画の段階で、労力が想定できてしまうので「無理でしょ」「現実的じゃない」「お前何夢見てんの?」という話になるに違いない。


苦労はあったが、嫌な気持ちはしない。

「飛行機は用意した。講演の時間も決まってる。重要なのはこれだ。あとはヘルプデスクがあるから、困ったことがあったら言ってね」という感じ。


 


ゲストが砂漠ツアーや、ディナーに参加できるプログラムもあったが、いちいち参加確認などもない。集合時間にロビーに来ていなければ、来ないのだろう。そういう感じ。


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日程が合わず個人で予約した砂漠ツアー。ジェットコースターのようなドライブ。ラクダや四輪バギーにも乗った。


 


労力を運営スタッフだけに過度に分担させず、ゲストも含めてそれぞれが請け負っている。それが心地よい。働いている人で疲れ切っている人が見当たらない。


 


中村文則さんはUAEでの体験を幸福だったと書かれていた。桜庭一樹さんも楽しくて、行ってよかったとおっしゃっていた。それぞれにトラブルはあったけれど、それでも嫌な気持ちではなく心地よさを感じるのは、異国の楽しさだけではなく、こんなところに理由があるのではないだろうか。


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現地のラジオにも突然出ることに。たまたまいたので、「お前でいいわ」と即興でいろいろ決まっていく笑。


アラブ首長国連邦はほんの数十年前に、石油が見つかり発展した国だ。ドバイだって10年前には何もなかったそうだ。だからこそ、カオスだからこそ、大きいことができる。みんなが平等に困りながら、いちばん重要な「実現すること」を優先している。


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ブルジュ・ハリファの上から。シムシティをプレイしているみたい。100年後はここがニューヨークみたいになるのかも。


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世界最大の「枠」。ドバイフレーム。


日本はいろいろ技術は優れているが、手続き上の問題が多すぎて実現に至らないとよく言われる。海外から日本に帰ってきてバスに乗るだけでわかる。代金をカードで支払うと、何枚もレシートが出てくる。そのそれぞれに意味がよくわからないハンコが押される。バスに荷物を預けると、きちんと引換証が渡されて……。


細かい雑事だらけなら、誰だって放り出したくなる。


もてなされる側だって「そこまでしてくれなくていいです……」と疲れてしまう。


 


お客様は神様ではなく、お客様はお客様だ。

もし、お客様が神様なら、働いている人も神様だ。


お客様は神様だという人がいたっていい。

しかし、それを基準にルールを作ってはいけない。


巡り巡ってみんなが疲れてしまう仕組みは、そろそろ終わりにしませんか?

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Published on November 18, 2018 18:42

Fumio Sasaki's Blog

Fumio Sasaki
Fumio Sasaki isn't a Goodreads Author (yet), but they do have a blog, so here are some recent posts imported from their feed.
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