これは、従来のテクノロジーの役割とは大きく異なる。従来のテクノロジーは、それまで時間や手間のかかっていた作業をコンピュータや機械で置き換えることでユーザーを便利にし、省力化することを役割としてきた。むしろ、今まで人間が行動してきたことを、行動しなくても良くすることが、テクノロジーの役割であった。
これに対して、このハピネスのためのテクノロジーの発想は、真逆である。新たな行動を自ら起こすように、テクノロジーが支援するものになる。
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ただし、むずかしいのは、自ら行動するように、人に指示したり命令したりするということはできないということだ。「自ら行動する」ということと、「指示する」というのは、お互いに矛盾する。この矛盾をいかにして解決できるだろうか。後ほどその一つの答えを紹介する。
— Jan 26, 2019 01:35PM
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