さて ここらで一つ
ボルダリングの魅力とやらを。
至極まっとうな魅力の考察は
他の方が書いていると思うので
ちょっと別の語り口でいってみます。
ボルダリングの魅力とは
「 王道少年漫画の具現化 」である
ということです。
少年漫画の王道展開、
ボルダリングではそれを
自分が主人公になって追体験できる、
ということですよ。
課題、
と呼ばれるボルダリングのルートは
敵の軍団です。
途中のホールドは敵の手下、
核心と呼ばれる部分は中ボス、
ゴールホールドはラスボスです。

わかりやすいように
課題のホールドを 赤で強調してあります。
ホールドを保持することが出来たら勝ち。
色んな課題=悪の敵軍団と戦っていると
最初は簡単に勝てていても
いずれ勝てない敵の軍団=課題が立ちふさがってきます。
負けておめおめと逃げ帰る羽目になります。
そこで敵に勝つための特訓の開始です。
少年漫画っぽい。
ボルダリングで大切なのは
・フィジカル
・テクニック
・ムーブ
です。
それぞれ
・体の強さ
・体の効率的な動作
・手順を導き出す知能
と言い換えることができます。
今の自分に足りていないだろうと思われるところを鍛え直し
再挑戦、
それでも負けるかもしれませんが
特訓を繰り返し、
ラスボスを打ち倒す=ゴールホールドを保持する、
ことが出来た時の快感は
少年漫画の王道展開のソレ。
傍観気質の人には刺さらないかもしれませんが
ソレを自ら体験してみたい人にはうってつけのスポーツ。
たとえば
自分はある一つの課題を落とすのに
2カ月かかりました。
一手進めるのに数週間ずつかかるという有様。
怪人一体倒すのに週ごととか、特撮番組か。
ゴールホールドに到達した時にはもう、快感というより
茫然とさえした、というか。
スポーツや趣味において
ラスボスを打ち倒す快感を味わえるものって
実は少ないですよね。
まあ、
ボルダリングの場合
ラスボスを打ち倒してもすぐ次の悪の軍団が控えてるんですが。
ほぼ無限に悪の軍団がいるので。
真の平和はなかなかやってこないのでした。
シーズン.10000
みたいな感じ?
Published on January 25, 2019 15:35