塗り絵コンテスト

先日、X(旧Twitter)で娘が塗り絵コンテストで金賞を取ったと書いたのですが、実はちょっとした裏話があります。



娘は、某書店で塗り絵コンテストのポスターを見て「応募したい!」と言い出しました。

これを聞いたとき、私は嫌な予感しかしませんでした。

うちの娘は飽きっぽい。

何をやってみ三日坊主で終わってしまう。

 

どうしたものかと迷った末に、必ず作品を完成させることを条件に、GOサインを出し、塗り絵の本と色鉛筆を購入しました。

 

最初は、楽しそうに塗っていたのですが、まあ、予想通りというか、何というか……二三日すると、まったく塗り絵に手を着けなくなりました。

 

「塗り絵はやらないの?」と訊ねると「うーん」という気のない返事。

ああ、やっぱり飽きてしまったのだな……。

 

この状況に妻が動きました。

 

「どうして、塗り絵をやらないのか?」と妻が問い質すと、娘は「だって、あんま上手くいかないんだもん」と――。

 

気持ちは分かる。

上手くいかないと、やる気が削がれるよね。

 

でも、それでは、何も成し遂げることが出来ないのだよ。

 

小説などまさにそうだ。

書いていて、上手くいかないことは、日常茶飯事だ。

特に、プロになる前は、塗り絵コンテストと同じように、応募しなくても、ペナルティーがあるわけでもない。

応募したとて、賞を受賞できる確率は低い。

 

自分は、何の為に苦しい思いをしながら書いているんだ――と迷うのは当然のこと。

 

私が口を出そうとしたのですが、それより先に妻が激怒しました。

 

「一度、やると決めたことは、最後までやり抜きなさい!! 上手く出来ないからといって、止めてしまったのでは、上手くなることができないでしょ!!」

 

うん。

いいこと言うね。

 

まさにその通り。

 

結果が出ないことに辛抱強く向き合うことが出来ないと、何一つ成し遂げることが出来ないのですよ。

 

上達する為には、継続しなければならないのです。

目に見える結果がなくても、それでもやり続けなければ、その先はないのです。

 

滅多に怒らない妻の激怒に、ショックを受けたのか、娘は大号泣――。

 

だが、ひとしきり泣いた後は、塗り絵に向き合い始めました。

 

家の中の空気が、大変なことになりましたが、まあ、子どもたちのこれからの人生を考えれば、とても大事なことですね。

 

とはいえ、この騒動があったのが〆切前日の話――。

 

間に合うのかしら? と思っていたのですが、妻の応援の甲斐もあってか、娘は当日の昼には、塗り絵を完成させることができました。

 

娘が、最後までやり切ったのは、これが初めてのことかもしれません。

 

一つ大人になったね。

 

結果、金賞というのは出来過ぎではありますが、もしかしたら主催者さんは、我が家の騒動を見ていたのかも??

 

何れにしても、私自身が諦めずにやり切ること大切さを教わった気がします。

 

 

 

 

 

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Published on August 07, 2023 17:54
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Manabu Kaminaga
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