V.L. Thompson's Blog, page 4

October 21, 2024

海外ビジネスの指南役!小田切社長の連載コラム.25

「海外展開を進めていくうえで、特に現地の人の気質やものの考え方が知りたい」。

そんな声にお応えして、海外ビジネスの経験を豊富に持つ(株)サザンクロスの小田切社長が、世界各国の国民性を解説!

より良い人間関係を構築することは、ビジネスの大きな成果へとつながるはずです。

第25回は、海外の国々における代表的なビジネス習慣や商慣習について、シンガポール編をご紹介します。

小田切武弘氏について

皆様、こんにちは。(株)サザンクロスの小田切武弘です。本誌の2020年9月号から、海外でビジネスを進める際の現地ローカルスタッフへの接し方や、仕事の依頼の仕方、スムーズなコミュニケーションの取り方などにフォーカスしたコラムを連載し、このシリーズでは皆様から特にご要望が多かったタイ国関連のコラムからはじまり、韓国、米国、中国、インド、ロシア、アラブ諸国と連載を続けてまいりました。

前々回からは海外の国々における代表的なビジネス習慣・商習慣について、米国、オーストラリア編を執筆しました。今号では読者の皆様からご要望の多かったシンガポールについて述べて参ります。今後中国、韓国、インド、タイ、UAE、トルコ、ドイツ、ロシアを今のところ予定しています(ご要望の国がありましたら可能な限りお応えいたします)。

はじめに

シンガポール共和国。東京23区とほぼ同じ程度の約720㎢の国土面積に564万人が暮らしています。主に中華系が約74%、マレー系14%、インド系9%。母国語はマレー語で、公用語として英語、中国語、マレー語、タミール語。宗教は仏教、キリスト教、イスラム教、道教、ヒンズー教が主。日系企業数は1,084社(2022年12月時点)。*1 在留邦人数は32,743名(2022年10月時点)。*2 シンガポールは世界でもニュージーランドとトップを争うほど外資系企業が進出をしやすい国として、毎年のようにランクインしています。東京23区より少し大きいくらいという、面積の小さな都市国家に多くの日系企業と在留邦人を抱え、国際ビジネスを展開している国は世界を見渡してもシンガポール以外ないと感じます。


①早い行動と決断

シンガポール人は、打ち合わせや商談を行う際にとにかく行動が早いです。確認が必要な場合にはすぐにその場で相手先に電話やLINEを入れます。また、決まったことについてもすぐに1つずつ必要なアクションを取り始めます。日本企業のように一旦会社に持ち帰って関係者と相談をしたり、上司に確認を取ってから返答したりすることは好まれません。シンガポールも御多分にもれず高学歴社会かつ競争社会で、評価されるためには正しい判断を即時に行う必要があります。また行えるだけの権限も与えられている場合が多いのです。そのため、決裁権のない担当者との打ち合わせや商談を行いがちな日本人ビジネスパーソンは、(日本の商習慣なので、良い悪いは別として)決断と行動が遅いと思われがちな面があります。

②早口で聞き取りにくい英語

シンガポールのビジネスパーソンのほぼすべての方に当てはまるのが、早口で、それも聞き取りにくい英語を話すことです。穏やかであるもののまくしたてられてしまうため、イエスなのかノーなのか、どのような内容を話しているのか、注意しながら相手の話す内容を理解しなくてはなりません。重要な商談や契約書作成等の場合にはわからない部分をそのまま流したりせず、自分自身が完全に理解するまで確認を取りながら進めることを強くおすすめします。

③プライドの高さ

シンガポールのビジネスパーソンは高学歴で、基本的に高い教養と知識レベルを備えています。したがって、たとえ若年層であっても外資系、日系の大手企業や金融関係などで働いている社員はおおむね気位が高く、あくまで自分の意見を通そうとすることがあります。また、自身の手落ちや間違いがあったとしても基本的に謝りません。この点は日本人ビジネスパーソンと大きく異なるところです。これは欧米の会社で勤務している方々と同様、一度でも謝れば100%自分の非を認めることになり、それが自分の成績、評価に直結する厳しいビジネス環境であるためです。

④売上・利益最優先の会議

業界・業種を問わず、社内会議や客先との商談をする目的は非常に明確で、売上・利益や自分の成績を最優先に考え、どのようにしてこれらの目標を達成するかを各個人が強く意識しながら会議に臨みます。したがって数字を達成するために、各部署の課題や抱えている問題に具体的かつ論理的に、データを重視しつつ取り組んでいます。筆者が特に強く感じたことは、シンガポールのビジネスパーソンはそのため大変交渉好き、交渉上手ということです。そして、前述したように早口な聞き取りにくい英語で会話をするので、日本人ビジネスパーソンは筆者自身も含め、会話についていくのが精一杯という場面も多くありました。

⑤業務分担と権限の重視

シンガポールのビジネスパーソンは、それぞれの業務分担と役職・職務範囲に常に留意しながら、自身の責任の範疇かどうかを見極めて発言していることがわかります。会社のトップ層から若手社員まで徹底して、上位職の方の意見、指針は遵守します。日本人同士では融通を利かして仕事をする部分もあるため、融通が利かないと感じるかもしれませんが、シンガポールの方々は「これは自分の職務範囲を超えている」「会社との雇用契約に入っていない」などと突然言って、こちらからの要求を拒否することも多くあります。

⑥飲み会などの付き合い

社内や顧客との飲み会や食事会については、社内外を問わず、ランチタイムは誘われれば一緒に昼食にでかけることが多いです。逆に夕方からの食事会や飲み会についてはほとんどの場合、行かないのが普通です。アフターファイブは個人の時間ということと、社内の人間とも顧客とも、ある一定の距離を保つという意味であまり深いお付き合いはしないと、多くのシンガポールのビジネスパーソンが話していました。ただし、新年会や年に数回ある会社全体の食事会などについては、逆に多くのスタッフが参加するとのことです。

いかがでしたでしょうか。外資系企業が進出しやすいとされているシンガポールですが、高度な教育・教養レベルやシンガポール独特の英語、雇用契約や職務権限範囲の遵守、即断即決が前提のやり取りなど、シンガポールの商習慣を理解することは決して楽ではないことを筆者はこれまで体感してきています。少なくとも基本的なビジネス英語力が身に付いていなければまったくついていけない社会であるとも感じます。

前号でもお伝えしましたが、おおむね2020年から約3年間、全世界を襲ったコロナの時期を境に中国経済発展が急減速し、金価格高騰や引き続く円安による日本経済の流れの変化、次期米国大領選の結果によっては日本経済や世界経済の潮目が変化する可能性もあります。

日本国内における各企業の経営活動はますます厳しくなり、当然先細りする収益を海外ビジネス活動で増やしていかなくてはならなくなってまいります。しかし、多くの業種・業界の企業にとっては人材確保が困難になっているのも事実です。海外ビジネスで通用する社員の育成に注力しなくては今後の中長期会社経営にも暗雲が立ち込めてしまいます。会社の経営や方針、方向性もここで根底から見直しを図ることが急務であると、筆者は強く感じています。国内経営方針や海外スタッフ候補の育成、人事管理処遇についても実質的な見直しを図るタイミングでもあるので、ご検討あるいはご希望の企業・団体様がいらっしゃる場合は、引き続き弊社ホームページのお問い合わせ欄よりご希望をお聞かせください。

参照:*1 JETRO海外進出日系企業実態調査
   *2 外務省公式ホームページ シンガポール基礎データ

【プロフィール】

株式会社 サザンクロス
代表取締役社長 小田切 武弘

海外志向が強く、学生時代に海外留学を経験。学業修了後は、大手電気機器メーカーや飲料・食品メーカー、総合商社など数社にわたって、米国、インド、韓国、東南アジアといった諸外国に駐在。その中で、海外でのビジネスに苦戦する日本企業の存在を知り、自らのノウハウを提供したいという思いが芽生える。2017年7月7日、企業の海外展開をサポートする(株)サザンクロスを設立した。

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Published on October 21, 2024 23:05

October 6, 2024

株式会社エントリー – 代表取締役社長 寺本 潤

人と仕事の縁むすび

「人と仕事の縁むすび」を使命に掲げ、短期に特化した人材派遣業を展開する株式会社エントリー。社長の寺本潤氏は「社員は家族のような存在」と語り、新入社員の家庭訪問を行っています。ご家族の話に耳を傾け、まっすぐに社員を愛そうとする。感謝の気持ちを忘れず、社員に明確なビジョンを示す。そんな姿勢が社内の結束を強め、新たな縁をつないでいます。

寺本 潤社長のプロフィール生年月日1971年4月26日出身地大阪府出身校尊敬する人松下 幸之助おすすめ本松下 幸之助著 『道をひらく』、佐藤 一斎著 『言志四緑』パワー飯インデアンカレー底力の源世の中に対しての使命感会社情報社名株式会社エントリー本社〒163-0241
東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル41F設立2002年2月社長就任2014年2月業種人材サービス事業内容人材派遣事業、人材紹介事業、紹介予定派遣事業、HRコンサルティング事業、アウトソーシング事業社員数280名採用募集新卒採用 中途採用ホームページhttps://entry-inc.jp/自社の強み平均年齢28歳の若さ、チームワーク これまでの道のり

20代前半の頃は、大阪の広告代理店に勤めていました。しかし、1995年に阪神大震災が直撃。震災不況によって、転職活動を余儀なくされました。その時期に派遣会社に登録したところ、メンバーの熱さや勢いに惹かれて―。大手企業からの内定を辞退し、急成長中の派遣会社に入社しました。
そして翌年、社長に飲みに連れていってもらい、カッコいい姿と言動を目の当たりにします。そのときに「こんな社長になりたい。2代目はオレが継ぐ!」と決心。人一倍働き、支店長、エリアマネージャー、執行役員へと出世の階段を駆け上がっていきました。入社14年目には、念願の社長に就任しました。
でも、理想と現実は違いました。2代目社長に課された使命は、数字をつくること。ベンチャー企業が上場企業になり、利益第一主義に変わっていたんです。「短期的な利益よりも、社員や登録スタッフ、顧客のための会社をつくりたい」そんな理想を求めて、1年で社長の座を降りました。
その後は中小規模の人材派遣会社を経て、2013年に当社に参画。同志と力を合わせて、短期派遣に特化した新規事業を立ち上げます。その事業部が中核事業に発展し、翌年に株式会社エントリーへ社名変更しました。

こだわっていること大切にしていること

社員に対して、会社のビジョンを明確に伝えることです。社員総会、親睦会、社長ブログ、特製のメッセージカードなどを通して「どんな会社をめざすのか」「どんなマインドやスキルを身につけてほしいのか」といった想いを伝えています。このようなメッセージ発信こそが人材育成の肝。年次別や役職別の研修も行っていますが、補助的な役割にすぎません。
他には、新入社員の家庭訪問を大切にしています。社長の私が半年かけて全国を回り、ご家族の話を聞くんです。当初の目的は離職者を減らすことでしたが、働き方改革で離職率は大幅に下がりました。最近は社員が幼かった頃のエピソードやご両親のなれそめを聞いて、社員への思い入れを強くしています。「社員は家族」と口先で唱えるのではなく、ハートがともなわないといけませんからね。

これからのビジョン

世界中にサービスを広げ、社会課題の解決に挑みます。まずは2020年度、ベトナムに現地法人を設立する予定です。その後はタイ、カンボジア、ミャンマーなど、東南アジア諸国を開拓。2025年に巨大市場のインド、2030年にはアフリカ進出を計画しています。
事業モデルは人材派遣に限定しません。「人」と「働く」をテーマに、各国の実情に適した事業を展開します。特に発展途上国は貧富の差が大きく、仕事を仲介するブローカーが暴利を得ている。そういった不合理な格差を是正し、働く人が正当な報酬を受け取れる仕組みを確立したいですね。

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Published on October 06, 2024 23:35

January 19, 2023

株式会社SPACE NTK - 代表取締役 葛西 智子

新しい葬儀のカタチ 世界初の宇宙SOH (葬・想)

これからは亡くなったら、生まれて来た宇宙へ還る宇宙葬の時代。
それこそが世界初の宇宙散骨SPACE BURIAL。
宇宙葬は名前の通り、地球で行われている自然葬(樹木葬・海洋散骨)を米国の民間宇宙飛行開発会社SPACE X社のロケットを利用して宇宙空間へとオリジナル人工衛星を打ち上げること。
専用のカプセルに入れたご遺骨はロケットで宇宙へ。
株式会社SPACE NTK 葛西智子社長は日本初の宇宙葬を実現した。

葛西 智子社長のプロフィールと設立に至った想い

東京都出身
1983年~芸能プロダクションで日本舞踊・ダンス・実技指導など若手育成に従事
1994年~結婚式の司会業。大手葬儀社に所属。葬儀のアシスト業務から葬儀司会、営業など幅広い業務に従事
2003年~独立。有限会社NTKプランニング設立
葬儀会社で長年勤めていたパートナーとともに、格式を重んじる儀式から故人の要望やライフスタイルに合わせた儀式まで幅広いサービスを提供している。
葬儀のトータルプロデュースを手掛ける。業界実績30年
プロデュース&司会進行依頼が年間1,000社超えている
2017年12月 SPACE NTK社設立。宇宙葬事業を開始する

幼い頃に母親と交わした会話。『人は死んだらどこへ行くの?』『星になって、地 上の人たちを見守るのよ』 幼心にワクワク感を抱きました。そして 曾祖母がなく なったとき、お墓の中を見たときに、あまりの狭さと暗さに、“この中に入るのは 嫌だ!私は絶対に星になりたい!”と 心に決めました。 その後仏教の教えを小中高一貫教育の学校にて学び、30歳過ぎから葬儀業界に携わ るようになり、海洋葬、樹木葬と経験した私は、自然に子供の頃からの夢「死んだ ら星になりたい」=「宇宙SOH(葬・想)」を現実のものとする為に動き始めるこ とになり…
そして2022年春 世界初のビッグプロジェクトへとつながり、世界初 オリジナル 人工衛星による宇宙散骨「MAGOKORO」の打ち上げに成功しました。 私の宇宙SOH(葬・想)の想いは半世紀の時を経て現実のものとなったのです。
※ 株式会社SPACE NTK HPより抜粋

会社情報社名 株式会社SPACE NTK代表者葛西 智子設立2017年12月4日所在地本社:〒305-0031 茨城県つくば市吾妻2丁目5番地1
   つくばスタートアップパーク内

東京営業本部:〒176-0025 東京都練馬区中村南3-2-
15-104

アメリカ支社:5777 W. Century Blvd. Suite 520, Los Angeles, CA 90045
America Travel Factory, LLC.
Japan Pacific Travel Service, Inc.
Inside SPACE NTK事業内容宇宙空間における葬儀・散骨・埋葬・法要
その他冠婚葬祭関連式典の請負、仲介斡旋 及び、そのノウハウの販売値TEL営業本部 03-6314-6917
アメリカ支社 213-216-9978 FAX03-3926-3613これからのビジョンと思想

人間やペットのご遺骨や毛髪などのDNAを宇宙に散骨する宇宙葬だけでなく、ある子供達の想いなどからメッセージカードや短冊などの『想い』も宇宙へ届けたいとの言葉から、『MAGOKORO X プロジェクト』を立ち上げ、『宇宙SOH(葬・想)』事業へと領域を広げることに。更に、2022年5月からの新規事業として3つの事業を展開。
故人を毎日想う事こそが、故人の尊厳を大切にする事であり、宇宙葬の本当の目的でもある。皆様それぞれに「想い」があり、一人一人、1匹1匹に地球に存在した証がある。その人生のラストステージこそ、未知であり存在の源(根源)である宇宙葬だと思っている。

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Published on January 19, 2023 22:38

株式会社リフィナス - 代表取締役 稲井 祥平

困難をプラスに捉えてチャンスに

困難があったら、いつもプラスに捉える考え方で生きてきたという株式会社リフィナスの稲井祥平社長。起きてしまったことを嘆いても仕方がない、チャンスに変える視点で捉えて、実際にアクションしていくことを心掛ける。そうして自分を信じて日々の努力を継続した結果、2017年6月にキックボクシング専門のジムを開設し、現在までに12店舗まで拡大させた。

稲井祥平社長のプロフィール

魔裟斗選手に憧れ18歳でキックボクシングをはじめる。
学生のときにプロのライセンスを取得。試合にも出場していたが、卒業後はサラリーマンになろうと決意。証券会社に入社して仕事をしながら、なかなか成績が出ない中でもキックボクシングは続けていると、3年目にして圧倒的な成果が出た。
入社4年目の海外赴任で1年間のバンコク駐在。その間キックボクシングの熱が戻り、毎朝毎晩の練習、昼間は仕事の日々だった。その甲斐あって、帰国の2〜3カ月前にはムエタイの試合にも出場。
帰国後は兼ねてから起業したいという思いが強くなっていった。スポーツは自分の人生に良い影響を与えてくれたので、少しでもそういう方が増えれば自分自身も嬉しい。そんな空間を作りたいと思い、帰国から1年後に女性目線を意識したスタイリッシュなキックボクシング専門のジムを開設した。

会社情報設立2018年5月資本金1000万円売上高3億円従業員数70名事業内容フィットネス事業・メーカー業URLhttps://refinas.jp/困難だったこと

コロナウイルス感染症による影響でとても苦しい経験もした。
当時は緊急事態宣言でスポーツジムも営業停止の命令があり、ジムも1ヶ月間の営業停止に。もちろん家賃代、従業員の給料、広告費の支払いがある中で、収入は一切なかったという。

逆境を乗り越えた方法とは

業界的にも何とかしなければと、ZOOMによるオンラインのレッスンを考えた。会費はそのままいただきながら、それに見合うだけのコマ数をオンラインで生配信するというもの。朝11時から夜10時まで1時間刻みで、トレーナーによる生配信を1ヶ月間毎日行っていた。
もちろんクレームもあるためご返金することもあったが、そういった状況をご理解いただき、継続いただいた会員さんも多かったという。困難な中にもスタッフの支えやお客様のご理解があったからこそやってこられたと心から感謝している。

今後のビジョンについて

2030年までに100店舗にしていきたい。早まることもあるかもしれないが、あまり焦らずに少しずつ着実に増やしていく方がいいのかなと感じている。
経営者の方からいろいろとご指導いただく機会もすごく多く、そういった方々にお話を聞きながら、社会に求められるジムづくりをしていきたい。


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Published on January 19, 2023 22:36

一般社団法人日本眠育普及協会 - 代表 橋爪あき

眠りを楽しめる世の中にしたい 一億人の快眠をめざして

「人生の3割を占める睡眠が、残りの7割の運命を決める」や「安眠したいあなたのためのやさしい睡眠講座」という書籍も出版している橋爪あき代表。
残念ながら睡眠事情に関して日本は世界ワースト1位。先進諸国においては、睡眠障害が深刻さを増し、それを生み出す社会のあり方が問われている。その背景は、これほど健康への関心が高いにも拘わらず、睡眠教育が不十分なこと。皆が睡眠の大切さに気づき、楽しめる世の中にしたいという想いから「眠育」を行いその大切さを伝え続けている。

橋爪あき代表のプロフィール本名 橋爪明子一般社団法人 日本眠育普及協会 代表睡眠改善インストラクター(一般社団法人日本睡眠改善協議会認定)日本睡眠教育機構 上級指導士日本睡眠学会会員睡眠健康推進機構登録講師(精神・神経科学財団)睡眠文化研究者(国交省大臣認定)健康・睡眠起因事故リスク軽減コンサルテイング睡眠改善コンサルタント(ビオスピクシス社外スタッフとして)一般社団法人スリープマネジメント協会理事NPO法人睡眠時無呼吸症候群ネットワーク理事FM西東京ボランテイアスタッフ

慶應義塾大学卒業後、慶應義塾大学病院家族計画相談勤務。退社後、結婚。子育てしながら家業と教育事業に関わった多忙さから、10代から発病していた睡眠障害が悪化。
睡眠の重要性を痛感し、独学で睡眠について学び、障害を克服した。
そうした経験から2008年、睡眠の広報活動を開始。
14年に「日本睡眠普及協会」を設立。講演や執筆、メディアでの広報活動に励んでいる。東京都在住。
※ 一般社団法人日本眠育普及協会 HPより抜粋

団体情報団体名一般社団法人 日本眠育普及協会代表者名橋爪あき設立年月日2015年8月6日設立の目的睡眠の知識と睡眠文化を伝える睡眠教育と広報活動事業内容睡眠教育のための講演・セミナー・講座などの開催
睡眠文化を伝えるイベント活動所在地〒162-0855 東京都新宿区二十騎町1-39 VAGUE103TEL03-6280-7719FAX03-6280-7729MAILhashi@min-iku.com睡眠教育を始めようと思ったきっかけ

本人が10代から睡眠障害者だった。不幸にも障害に気づいたのは、発症してから何と40年も後のことだったそう。50代に入ってから、さすがに人生について考えることが多くなり、
​周囲の人はみな生き生きと働いているのに、自分だけは眠気と体調不良を友達にして生きている。そのパフォーマンスの低さにうんざりし「こんな人生を続けていくなんて、もう御免!」そう思った時、ふと書店で睡眠の本に出会った。それが眠育をめざすきっかけとなった。
​本を読み進めるうち、「睡眠の知識を持つことがこんなに大切なのに、日本人は睡眠について何も知らない。睡眠事情が世界最悪であるのに、何の改善もなされていない!」そう感じ、自分の睡眠改善もさながら、睡眠教育を行わなくてはという思いが募った。そして、睡眠改善インストラクターの資格を取得。眠育の道を歩み始めた。

今後のビジョンについて

眠育はすべての国民に必要と考え、協会活動の2つの柱「睡眠の保健医学的知識の広報活動」「眠りの楽しさに触れ、人生を豊かにするための睡眠文化を伝える活動」をあらゆる年齢層・職種の人々に向け進めたい。さらに、眠りを楽しむ文化活動には、スポンサーの協力を求めていく予定。
「一億人の快眠をめざして」すべての人が眠りの大切さに気づき、眠りを楽しめる世の中になりますように願っている。

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Published on January 19, 2023 22:35

January 18, 2023

株式会社プレシャスパートナーズ – 代表取締役 高﨑 誠司

かけがえのないパートナーであり続ける為に

プレシャスパートナーズに関わる全ての人達にとって、かけがえのないパートナーであり続ける為に日々努力し、成長し続け、社会の発展の為に役立つ事をミッションとしている株式会社プレシャスパートナーズ。代表取締役社長の高﨑誠司氏が会社設立に至った経緯とは。

高﨑 誠司社長のプロフィール

福岡県生まれ。
2002年に聖学院大学を卒業後、
2004年、ディップ株式会社に入社。
2008年に独立し、株式会社プレシャスパートナーズを設立。

生年月日:1977/12/14
血液型: AB
趣味: サウナ、キャンプ、ジェットスキー、ゴルフ

これまでの道のり

福岡県北九州市出身 小学校 3 年生までは地元で育ち、4 年生の時に父親の転勤で名古屋へ。名古屋の私立中学校へ入学するもすぐに転校。それからは埼玉で学生生活を過ごしてきました。 繰り返す転校で仲良くなった友人と離れ離れになる経験をしたからこそ、現在の経営においてもメンバーやクライアントを含めた“人のつながり”を大事にするようになりました。 大学ではイベントサークルを立ち上げ、イベント企画/運営を実施。大手レコード会社やイベントプロモーション会社などと提携を結び、ビジネスとして企業とかかわる経験を積んだことで、ゆくゆくは組織を創っていきたいと思うようになりました。 しかし、大学卒業後は自身のキャリアを定めることができず、せっかく入社した会社も 1 年経たずで退職。遠回りをした後に、第二新卒としてディップ株式会社へ入社しました。独立する意思を示したうえで入社したものの成果を出せず、会社より直販の営業部から部署移動を命じられ、代理店事業部の新規立ち上げに携わる事になりました。 代理店事業部ではお客様と関わる中で売上も順調に伸ばすことができ、規模拡大を果たすだけでなく、多くの部下のマネジメントを任されるようになりました。この事業部での経験を通して内部からディップを支えるのではなく、外部からディップを支える存在になりたいと思い、株式会社プレシャスパートナーズを創業しました。

会社情報会社名株式会社プレシャスパートナーズ英名表記PRECIOUS PARTNERS Co., Ltd.役員構成代表取締役社長 CEO 髙﨑 誠司
常務取締役 CSO 矢野 雅
常務取締役 COO 佐伯 昌哉顧問弁護士柴山 将一(第二東京弁護士会所属)資本金30,000,000円設立日2008年4月23日許可番号有料職業紹介事業許可番号
13-ユ-305254事業内容【採用支援事業】
■WinC Careerの運営
■WinC Auditionの運営
■HRテック
■求人広告
■人財紹介
■採用ブランディング所在地住所
〒160-0023
東京都新宿区西新宿1-22-2 新宿サンエービル 人材ビジネスを選んだ理由とは

幼い頃からスーツを着て働くことに憧れがあり、どんな事業を行うのか?をふと考えた時、自分は生涯仕事をしていきたいからこそ人の『人生に/仕事に寄り添える事業』を目標とするようになりました。 それに加え父親の生き方に憧れを抱いたことも 1 つです。 私の父は新卒から定年を迎えるまで同じ会社で 40 年以上勤め、それが誇りだと幸せそうに語っているような人でした。転職ありきで考えられる就職ではなく、その会社で長く貢献していきたいと強く想い、入社できるような就職活動のカタチを提供していきたいと思っています。

「社長就活」を掲げる理由

会社は従業員と経営者の信頼関係で作り上げていくものだと思っています。そのため、お互いのことを知ることが求められます。一般的に早期退職や早期離職を引き起こす原因は、人間関係や会社の方向性の不一致だと言われています。つまり、入社後のギャップを無くす必要があるということです。企業のカルチャーや考えを知ることでミスマッチを減らすことが出来ると考えた時、すべてを体現しているのは企業のトップである社長だという答えにたどり着きました。社長の意見に賛同し、考えに共感できない限り、入社しても絶対にミスマッチが起きてしまいます。企業理解度を高めるためには、社長や経営者の考え方を知ることこそが大切だということです。

また多くの場合、企業のトップが求職者と会うのは最終面接のみではないでしょうか。私はこの状況もミスマッチを生んでしまう一つの要因になっていると考えています。“採用をする”ということは、会社にとって「財産」となる人を雇用することであり、企業のトップが直接求職者に考えを話すことで、ミスマッチが生まれる可能性は格段に減ると考えています。動画や画像、文章だけでは伝えることが出来ない部分を、直接会うことでありのまま伝えることができるため、私は社長就活をこれからも進めていきたいと思っています。

社長就活で実現したいビジョン

世の中の就職活動のスタンダードを変えていきたいです。つまり、人を採用するという考えを一新したいと思っています。会社において、一番の宝は人。人を採用するということは、仲間を増やしていくということです。そのため、求職者と直接会う機会を作り、社長がどんな人間で、どういった考えを持ち、いかなる世界観を描いているのかを自らの言葉で伝え、共感した人が入社するという採用のスタンスをスタンダードにしていきたいと思っています。

これからの時代、さまざまなサービスが生まれ、似たようなものが次々と出てきます。多種多様に淘汰と変化を繰り返しても、”人財”は替えが効きません。直接、話をすることで「この社長と一緒に仕事をしていきたい」「この経営者の右腕となりたい」と思ってくれる人こそ、長きに渡って一緒に仕事が出来るはずです。働くということは、人生において大半を占めるものです。就職活動をしていく上で、業種や職種を絞っていくという人もいると思いますが、そこにプラスして、誰と働くかという意識を持ってほしいです。この意識を持つことは誰と生きていくことで幸せになれるのかという答えにつながります。この意識を持ち続け、これからも走り続けていきたいと思っています。

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Published on January 18, 2023 22:39

一般社団法人 メディカルマインドサポート協会/ 合同会社 やさしいきもち – 代表 渡辺優子

妊活から産後うつまで全力でサポート 全ての女性に幸せを届ける経営者

自信の経験により、妊活中の女性や、産後の女性のケアをサポート
すべての女性に幸せを届けるため、マタニティセラピストの養成から結婚相談所まで幅広い事業を通じ多くの活動を行っている

渡辺優子社長のプロフィール

看護師として、大学病院に13年間勤務。妊娠・出産で心と体に不調を抱えがちになる。回復を模索する中で、心理面の重要性に気付く。セラピストとして研鑽を積み(同)やさしいきもち、(一社)メディカルマインドサポート協会を設立。マタニティセラピストの養成から結婚相談所まで幅広い事業を展開中。

会社情報一般社団法人 メディカルマインドサポート協会
合同会社 やさしいきもち住所〒251-0053
神奈川県藤沢市本町2-3-4URLhttp://medicalmind-support.com/ これまでの道のり

以前私は看護師で、27歳のときに子どもを授かりました。しかし妊娠中から心身に不調をきたし、お腹の子は新生児仮死の状態で生まれたんです。私も骨盤のズレや、背骨の歪みから自律神経のバランスを崩すようになり、さまざまな不調に悩まされました。いろいろな方法で体調を改善しようと試みる中で、最も効果があったのはハワイアンマッサージのロミロミだったんです。
この経験から私は妊娠と心の問題に着目し、リラクゼーションを学びました。そして、自分の体験をお伝えするとともに不調に悩む女性を救うべく、2017年に(同)やさしいきもちを創業し、翌年には(一社)メディカルマインドサポート協会を立ち上げたんです。現在、さまざまな講座を通じて不妊、妊娠、産後の不調に悩む女性を支えたり、認定セラピストやカウンセラーを育成したりと多彩な活動を続けています。

活動力の源とは

世の中には「わが子がかわいいと思えない」と感じて産後うつで苦しんだり、自ら命を絶ってしまったりする女性がたくさんいます。その根本的な原因は、頑張りすぎてしまうこと。妊娠は素晴らしいことという思い込みに縛られ、「つらい」「苦しい」という弱音を吐けず誰にも頼れない現実があるからなんです。そのような悩みを持つ女性の自律神経を整え、妊娠中、そして出産後も心から幸せを感じられるように、女性の笑顔を増やすことが私の使命だと思っています。

これからのビジョン

当社のミッションは、「結婚も妊娠も育児も苦しいだけでなく楽しいものなんだよ」という明るいメッセージを発信すること。そして、すべての女性に幸せをお届けすることなんです。もちろん、女性が幸せになるためには男性の協力が欠かせません。少子高齢化がどんどん進む現代、子どもたちの将来に大きな荷物を残さないためにも、男性や子ども、ゆくゆくは社会全体を良くしていきたいというのが当社の掲げる目標です。
私が女性にお伝えしたいのは「そんなに頑張らなくていいんだよ」という言葉。もっと気楽に笑いながら人生を楽しめば、その笑顔が子どもたちにも伝わって社会全体が明るくなると思っています。私は、当社の活動を通じてそのことを大勢の方に広めていきたいですね。

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Published on January 18, 2023 22:32

January 15, 2023

株式会社 弁天 – 代表取締役 磯山 淳・サービスクリエイター 熊谷 敬子

人と人とのつながりを重んじ社会に貢献する

東京都を拠点に家事代行サービスを手がける(株)弁天。
社長の磯山氏は、少子高齢化で人間関係が希薄になる世の中を変える使命感を持って起業に至ったという。

磯山 淳社長のプロフィール

東京都伊豆大島出身。大学時代にスイミングスクールでアルバイトをしたことがきっかけでそのまま就職する。その後、市民プールなどスポーツ施設の管理をする会社を立ち上げた。建物清掃の方面へも事業を拡大すべく(有)スポーツファンダメンタルズを設立。昨今の女性の社会進出や、少子高齢化をふまえて、家事代行サービスにも着手することを決意し、2020年に(株)弁天を立ち上げた。

サービスクリエイター 熊谷 敬子さんのプロフィール

宮城県仙台市出身。幼少期から家事をする環境で育ち、10代で家事全般をこなす。その後、発達障害や生きにくさを抱えた人々、片付けを苦手とする人と向き合う中で自らの使命に気付く。接客業、家事代行業の2社を経験後に単身上京。家事代行業を奮闘する中で、磯山氏と出会う。

会社情報株式会社 弁天住所[本社]〒152-0012
東京都目黒区洗足2-26-8
[新宿事務所]〒161-0033
東京都新宿区下落合3-9-22URLhttps://www.benten-kaji.co.jp/ これまでの道のり

私はもともと競泳に打ち込んでおり、社会人一歩目の就職先もスイミングスクールだったことから、初めはプール管理の事業を立ち上げました。ただ、当時はライフセービングの競技も開始した頃で、正直に言うとさほど会社経営に集中していたわけではなかったんです。

あるとき、社員の1人が「このままでは結婚もできないな」と吐露しているのを耳にしまして。「もっと経営者として責任を持って、社員の生活を支えなければ」と、自戒の念が湧いてきたんです。それからはしっかりと仕事とも向き合えるようになり、建物清掃業など少しずつ業容を拡大していきました。2010年頃のことです。

昨今の世の中の流れを見ていると、女性の社会進出だったり、少子高齢化によるお年寄りの孤立だったり、さまざまな変化がありました。そうした社会的な大きな動きに、何か自分も寄与できることはないかと考え続けた結果、たどり着いたのが家事代行サービスだったんです。私自身にとっては未知の分野だったものの、その当時、ちょうど知り合いになった熊谷が精通していましてね。「それなら二人で始めよう」と、当社を設立しました。

こだわっていること大切にしていること

「かゆいところに手が届く」サービスを心がけて

お部屋の片付けや買い物、料理、お子様やペットのお世話まで、ありとあらゆる家事です。料金に関しても、わかりやすく時間制で設定していますので、個別のご要望にも柔軟に対応できます。
ときには、ご高齢のお客様の話し相手になったり、脳トレのサポートをしたりと、一般的な家事代行の範囲を超えて、お友だちや家族の一員であるかのように対応していただくこともあります。その中で、お客様から面と向かって感謝の言葉をいただけたときが私たちの喜びなんです。家事に関わらないことでも、お手伝いできそうなことなら何でもします。かゆいところに手が届く、便利屋さん的な存在として気軽にご利用いただければと思っているんです。
「業者さんとお客さん」というよりも、もっと近い距離感であることを強く意識しています。

現代社会では、人と人との関わり合いがどんどん稀薄になっていて、隣人はもちろん、親類ともなかなか会わないという方も増えていますよね。だからこそ、私たちはこのサービスを通じて、人と触れ合えること、心が通い合うことの温かさを、一人でも多くのお客様に感じてもらいたい。仕事の質で評価していただくことも大切ではあるものの、最終的には「あなたに会いたいから来てほしい」と言っていただけることが理想なのです。
実際、「会いたい」と連絡をくださるお客様はいらっしゃって、それが日々の原動力になっていると感じることも多いです。先日も、訪問先のお子様がとても懐いてくださり、私がいざ帰るタイミングになると寂しがって泣いてしまったんですよ。そこまで深く触れ合えたことが嬉しかったです。また、私としても引き続き長いお付き合いができればという前向きな気持ちになりました。

これからのビジョン

私はこれまで、自分のやりたいことよりも、世の中が求めていることが何かを見極めながら事業内容を少しずつ修正することで、約30年も会社を存続させられたのだと思っています。今、それをもう一度確かめるべく、新たな挑戦をしているのかもしれませんね。時代に合わせ、変化し続けることでしか見られない景色もあるでしょうから。
事業拡大を見据えて、最近は人材の採用・育成にも力を入れています。ただ、人対人の付き合いを大切にする風土は保ち続けたいので、会社の規模そのものはそこまで大きくするつもりはありません。特に今はコロナ禍でこれまで以上に人々が物理的にも精神的にも分断されていますから、当社の事業を通じて、私たちが皆様をつなぐ架け橋になれるよう、これからも努力を続けてまいります。

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Published on January 15, 2023 22:30

株式会社アリスチャイルド – 代表取締役 遠藤政志

保育士が働きやすい環境を構築し園児と保護者に安心を提供する保育園

札幌市の「アリス保育園」を運営する(株)アリスチャイルドの代表取締役・遠藤政志氏。自身の子どもの保育園探しに苦労した経験から、保護者が安心して子どもを預けられる保育園を立ち上げた。

遠藤政志社長のプロフィール

前職ではシステムエンジニアとして活躍。自身の子どもを預ける保育園探しに苦労する中で、同じ悩みを抱える保護者のために理想の保育園を開業しようと決意する。2018年に(株)アリスチャイルドを創業し、園児と保護者が安心できる「アリス保育園」を立ち上げ、保育士が働きやすい環境も構築した。

会社情報株式会社 アリスチャイルド住所〒068-0061
北海道札幌市西区西町北20-3-19
アイビル15 203URLhttp://www.alice-child.co.jp/
[幼保専用ECモール アリスモール]
https://www.alice-mall.com これまでの道のり

以前まで私はシステムエンジニアとして働いていました。「アリス保育園」を立ち上げたのは、私自身が子どもの保育園探しに苦労したことがきっかけなんです。というのも、いろいろな保育園を見学したものの「安心して子どもを預けられる」と感じた保育園は空きがなかったり、違うところでは保育士さんの元気がなかったりして・・・。それでも、運に恵まれ私の子どもはしっかりとした保育園に預けることができたのですが、同じ悩みを抱えている親御さんは大勢いらっしゃるのではないか、と考えるようになったんです。そのことに気が付いた私は自分の力で保育園を立ち上げようと決意しました。
そして立ち上げに際していろいろと情報を集めるなどして準備を進め、「アリス保育園」をオープンすることができました。北海道札幌市の中でも西区を選んだのは、保育園のキャンセル待ちが続出する激戦区だと聞いていたからなんですよ。

こだわっていること大切にしていること

当園の開業にあたって私が心がけたのは保育士が働きやすい環境にすることだったんです。そのために、他の保育園の保育士の方々の声を参考にさせていただいたんですよ。皆さんの声を聞いて気が付いたのは、保育士さんにとって最も大変なことは書類の作成や教材づくりで残業が増えてしまうということ。そこで当園は、事務職を設けることにしました。また、保育士が仕事を自宅に持ち帰ることを禁止し、保育以外の用事で残業することのない体制を構築したんです。

私自身も保育士の負担を減らすために現場の仕事に参加し、毎月発行している「アリス保育園だより」は保育士に任せず私が制作しているんです。また、保育士と保護者の方々の情報交換のツールである連絡帳は、アプリを使用しているんですよ。連絡帳だけでなく、遅刻やお休みの連絡もアプリでやりとりしているんですよ。突然発熱したお子さんを見ながら「今日は休ませます」と保育園に電話をするのも大変でしょうから。そのようにして、保育業界では当たり前だった無駄をできるだけ削って保護者の方々や保育士の負担を減らすことを方針として当園の運営を行っています。

また、悲しいことに、他の保育園でお昼寝中の園児がうつぶせになってしまったことで窒息死する事故が起きてしまっています。当園では園児の命を責任を持って守るために、そうした事故を防ぐシステムを導入しております。
お昼寝中の園児たちの体勢をチェックする特殊なセンサーを設置しているんですよ。それをスマホのアプリと連携し、危険な場合はアラートが鳴るようにしているんです。このアプリと保育士による目視の二重確認で万が一の事故を徹底的に防止しています。

これからのビジョン

私はこれまで、保育用品専門のECサイトをオープンしました。当サイトでは見積書・請求書・納品書が簡単に発行できるシステムを導入している他、保育園や幼稚園の経営に便利で使いやすい機能をたくさん盛り込んでいます。
今後も意欲的に事業を拡大していきたいですね。まずは、園児を迎えに来た保護者様が気軽に食事やお茶を楽しめるカフェをオープンする予定です。さらに0歳から2歳までのお子さんが対象の当園に続いて、3歳から就学前までお預かりする第2の保育園も開園し、多くの方の子育てを支援してまいります。

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Published on January 15, 2023 22:28

株式会社 弁天 – 代表取締役 磯山 淳・サービスクリエイター 熊谷 敬子

人と人とのつながりを重んじ社会に貢献する

東京都を拠点に家事代行サービスを手がける(株)弁天。
社長の磯山氏は、少子高齢化で人間関係が希薄になる世の中を変える使命感を持って起業に至ったという。

磯山 淳社長のプロフィール

東京都伊豆大島出身。大学時代にスイミングスクールでアルバイトをしたことがきっかけでそのまま就職する。その後、市民プールなどスポーツ施設の管理をする会社を立ち上げた。建物清掃の方面へも事業を拡大すべく(有)スポーツファンダメンタルズを設立。昨今の女性の社会進出や、少子高齢化をふまえて、家事代行サービスにも着手することを決意し、2020年に(株)弁天を立ち上げた。

サービスクリエイター 熊谷 敬子さんのプロフィール

宮城県仙台市出身。幼少期から家事をする環境で育ち、10代で家事全般をこなす。その後、発達障害や生きにくさを抱えた人々、片付けを苦手とする人と向き合う中で自らの使命に気付く。接客業、家事代行業の2社を経験後に単身上京。家事代行業を奮闘する中で、磯山氏と出会う。

会社情報

株式会社 弁天住所[本社]〒152-0012
東京都目黒区洗足2-26-8
[新宿事務所]〒161-0033
東京都新宿区下落合3-9-22URLhttps://www.benten-kaji.co.jp/ これまでの道のり

私はもともと競泳に打ち込んでおり、社会人一歩目の就職先もスイミングスクールだったことから、初めはプール管理の事業を立ち上げました。ただ、当時はライフセービングの競技も開始した頃で、正直に言うとさほど会社経営に集中していたわけではなかったんです。

あるとき、社員の1人が「このままでは結婚もできないな」と吐露しているのを耳にしまして。「もっと経営者として責任を持って、社員の生活を支えなければ」と、自戒の念が湧いてきたんです。それからはしっかりと仕事とも向き合えるようになり、建物清掃業など少しずつ業容を拡大していきました。2010年頃のことです。

昨今の世の中の流れを見ていると、女性の社会進出だったり、少子高齢化によるお年寄りの孤立だったり、さまざまな変化がありました。そうした社会的な大きな動きに、何か自分も寄与できることはないかと考え続けた結果、たどり着いたのが家事代行サービスだったんです。私自身にとっては未知の分野だったものの、その当時、ちょうど知り合いになった熊谷が精通していましてね。「それなら二人で始めよう」と、当社を設立しました。

こだわっていること大切にしていること

「かゆいところに手が届く」サービスを心がけて

お部屋の片付けや買い物、料理、お子様やペットのお世話まで、ありとあらゆる家事です。料金に関しても、わかりやすく時間制で設定していますので、個別のご要望にも柔軟に対応できます。
ときには、ご高齢のお客様の話し相手になったり、脳トレのサポートをしたりと、一般的な家事代行の範囲を超えて、お友だちや家族の一員であるかのように対応していただくこともあります。その中で、お客様から面と向かって感謝の言葉をいただけたときが私たちの喜びなんです。家事に関わらないことでも、お手伝いできそうなことなら何でもします。かゆいところに手が届く、便利屋さん的な存在として気軽にご利用いただければと思っているんです。
「業者さんとお客さん」というよりも、もっと近い距離感であることを強く意識しています。

現代社会では、人と人との関わり合いがどんどん稀薄になっていて、隣人はもちろん、親類ともなかなか会わないという方も増えていますよね。だからこそ、私たちはこのサービスを通じて、人と触れ合えること、心が通い合うことの温かさを、一人でも多くのお客様に感じてもらいたい。仕事の質で評価していただくことも大切ではあるものの、最終的には「あなたに会いたいから来てほしい」と言っていただけることが理想なのです。
実際、「会いたい」と連絡をくださるお客様はいらっしゃって、それが日々の原動力になっていると感じることも多いです。先日も、訪問先のお子様がとても懐いてくださり、私がいざ帰るタイミングになると寂しがって泣いてしまったんですよ。そこまで深く触れ合えたことが嬉しかったです。また、私としても引き続き長いお付き合いができればという前向きな気持ちになりました。

これからのビジョン

私はこれまで、自分のやりたいことよりも、世の中が求めていることが何かを見極めながら事業内容を少しずつ修正することで、約30年も会社を存続させられたのだと思っています。今、それをもう一度確かめるべく、新たな挑戦をしているのかもしれませんね。時代に合わせ、変化し続けることでしか見られない景色もあるでしょうから。
事業拡大を見据えて、最近は人材の採用・育成にも力を入れています。ただ、人対人の付き合いを大切にする風土は保ち続けたいので、会社の規模そのものはそこまで大きくするつもりはありません。特に今はコロナ禍でこれまで以上に人々が物理的にも精神的にも分断されていますから、当社の事業を通じて、私たちが皆様をつなぐ架け橋になれるよう、これからも努力を続けてまいります。

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Published on January 15, 2023 22:26