本のなかではみんな生理を喜んで、お母さんに相談して、これで一人前の女、とか、おめでとうとか、じっさいに友達でも、手当てっていうか赤飯とかそういうのしてもらってるねんけどそれはすごすぎる。だいたい本に書かれてる生理はなんかいい感じに書かれすぎてるような気がします。これはこれを読んだ人に、こう思いなさいよってことのような気がする。こないだも学校で、移動んときに、誰かが、女に生まれてきたからにはいつか子どもは生みたい、みたいなことゆってて、単にあそこから出血する、ってことが女になるってことになって、それからなんか女として、みたいな話になって、いのちを生む、とかそういうでっかい気持ちになれるのはなんでやろうか。そしてそれがほんまにほんまにいいことって自分で思うことなんかな。あたしはちがうような気がしてそれが厭な原因のような気がしてる。こういう本を読むか読まされてかして、そういうもんやってことに、されてるだけじゃないのか。あたしは勝手にお腹がへったり、勝手に生理になったりするようなこんな体があって、その中に閉じ込められてるって