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骨を弔う

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30年前、本当は何を埋めたんだろう。

 謎の骨格標本が発掘されたことを報じる地元紙の小さな記事を見つけた家具職人・豊は、数十年前の小学生時代、仲間数人で山中に骨格標本を埋めたことを思い出す。
 しかし、それは記事の発掘場所とは明らかに異なっていた。同時に、ある確かな手触りから「あれは本当に標本だったのか」との思いを抱いた豊は、今は都内で広告代理店に勤務する哲平に会いに行く。最初は訝しがっていた哲平も、次第に彼の話に首肯し、記憶の底に淀んでいたあることを口にする。リーダー的存在だった骨格標本埋葬の発案者・真実子の消息がわからないなか、事態は思いも寄らぬ方向に傾斜していく。

※この作品は過去に単行本版として配信した『骨を弔う』の文庫版です。

Tankobon Hardcover

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Makoto Usami

26 books

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Profile Image for Erika.
2,858 reviews88 followers
July 4, 2022
子供の頃の事が懐かしくなる記述が多い物語だった。
また、同じ出来事でも、人によって知っている事や見えている事が違うから、結論も少し違ってくるという事も鮮やかに描き切っている。
「30年前に埋めた骨が本物だったとしたら誰の骨なのか」という謎が物語の核だが、思ったほどその謎には物語を進める力はなく、どちらかというと、40になった登場人物たちの様々な生き様を描く事に重点が置かれている。
また、途中途中、作家「宇佐美まこと」が言及されるのが不思議だったが、 という展開になるとは思ってもみなかったので、驚いた。(ただ、この展開を「面白い!」とは感じなかった。何故作者は自分を物語に挿入したんだろう。他の作家でも良かったのでは?それとも、この作家はこういう事よくするの?)

また、てっきり1970−80年代の作家なのかと思ってたが、1950年代の作家らしいと知り、最近 感じていた「上の世代の書く登場人物や物語は時代を感じる」という考えを改めようよ思った。
(ただ、やはり上の世代の男性作家だと性差別的というか、勝手な「女性像」を押し付けてくる感があるなとは思うが…いや、良い作家だと違うのかも…分からん。)
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