Jump to ratings and reviews
Rate this book

三島屋変調百物語 #5

あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

Rate this book
人間の愚かさ、残酷さ、哀しみ、業――これぞ江戸怪談の最高峰!江戸は神田の筋違御門先にある袋物屋の三島屋で、風変わりな百物語を続けるおちか。 塩断ちが元凶で行き逢い神を呼び込んでしまい、家族が次々と不幸に見舞われる「開けずの間」。 亡者を起こすという“もんも声”を持った女中が、大名家のもの言わぬ姫の付き人になってその理由を突き止める「だんまり姫」。屋敷の奥に封じられた面の監視役として雇われた女中の告白「面の家」。百両という破格で写本を請け負った男の数奇な運命が語られる表題作に、三島屋の長男・伊一郎が幼い頃に遭遇した椿事「金目の猫」を加えた選りぬき珠玉の全五篇。人の弱さ苦しさに寄り添い、心の澱を浄め流す極上の物語、シリーズ第一期完結篇!

Paperback Bunko

5 people want to read

About the author

Miyuki Miyabe

308 books552 followers
See also 宮部 みゆき (Japanese language profile) and 宮部美幸 (Chinese language profile).

Miyuki Miyabe (宮部みゆき Miyabe Miyuki) is a popular contemporary Japanese author active in a number of genres including science fiction, mystery fiction, historical fiction, social commentary, and juvenile fiction.
Miyabe started writing novels at the age of 23. She has been a prolific writer, publishing dozens of novels and winning many major literary prizes, including the Yamamoto Shūgorō Prize in 1993 for Kasha and the Naoki Prize in 1998 for Riyū [The Reason] (理由). A Japanese film adaptation of Riyû, directed by Nobuhiko Obayashi, was released in 2004.

Ratings & Reviews

What do you think?
Rate this book

Friends & Following

Create a free account to discover what your friends think of this book!

Community Reviews

5 stars
14 (35%)
4 stars
19 (48%)
3 stars
6 (15%)
2 stars
0 (0%)
1 star
0 (0%)
Displaying 1 - 3 of 3 reviews
Profile Image for 有春.
31 reviews12 followers
November 20, 2024
其實故事都蠻好的,只是阿近的故事線收得也太快了,措手不及到寫解說的路那都特別提了一下,雖然改變總是讓人難以接受,但好希望至少再多寫個幾個故事,鋪陳一下阿近和伴侶之間的感情啊。
This entire review has been hidden because of spoilers.
Profile Image for Erika.
2,836 reviews88 followers
September 23, 2020
シリーズ1期完結編の名に相応しい内容だった。
私は「ん?1期完結?何がどう変わるんだろう」と思ってたので、まさか聴き手がおちかから富次郎に引き継がれた、とわかった時にはとても驚いた。そして、新鮮に感じた。
(なるほど、だから最後の「金目の猫」にはおちかがほとんど出てこないのか、と。)
このまま「おちかが色々な人の語る物語を聴き続ける、だとちょっと飽きが来る」と思っていたので、富次郎の絵という要素も加わって、新しい方向に進んでいる感じが良い。

(それにしても、富次郎に挨拶していった妖、他の巻でもちょくちょく背景にいる。不思議で不気味だ。)

物語としては、1−4巻と似た感じ。怖いのもあれば、ほろっとするのもある。
やはり宮部みゆきは子供の事を書かせるとうまい。そして女の執念(のようなもの?)の恐ろしさも。
悪く言えば、それぞれの話に新鮮さは感じない。

けれど、黒白の間で語られるのではない、おちかの日常の物語が、私が想像した通り(いや、まさかおちかから「私を嫁にもらってください」と言うとは思わなかったけど)の進み方をして、楽しかった。
貸本屋・瓢箪古堂の勘一、私の小中学の時に好きだった相手の事を強く連想させる、素敵なキャラだ。
飄々として、どこか達観していて、そして知識が深い。
おちかがそんな相手とくっついたのは、彼らをShipしてた身としては万々歳。
貸本屋にまつわる雑学を学べたのもよかった。(写本をするのは「士」が多いとか、貸してる相手で商売の格も変わるとか)

それと、常々、この物語、江戸時代が舞台って事はわかってるけど西暦ではいつなんだろうと思っていたら、今回有名な大惨事の名前がいくつか上がっていて、そこから察するに1850年代、と言う事がわかって興味深かった。
ペリー来航の前か?後か?
果たして続く三島屋の話に、ペリーの来航の話は出て来るのか?
江戸時代、よくわからんけど、興味が湧いた。

6巻からは富次郎が聴き手か。
どう変わるのか楽しみ。
This entire review has been hidden because of spoilers.
6 reviews
October 19, 2024
おちかちゃんの花嫁行列の描写を読んでたら涙が出てきた。嬉し涙が流れてきた。本を読んでこんな風に温かい嬉し涙が溢れる事って滅多にないんじゃないかな。
おちかちゃんが今まで話を聞いてきた人達とその話の登場人物達の愛や悲しみや恨みや後悔、そしておちかちゃん自身のそれら、すべてが温かい何かで浄化されたような、祝福されたような、そんな気持ちになった。
良かった良かった。おめでとう。
色々あるけど、人間っていいな、と思わされた。
This entire review has been hidden because of spoilers.
Displaying 1 - 3 of 3 reviews

Can't find what you're looking for?

Get help and learn more about the design.