Kaz269 reviews45 followersFollowFollowJuly 15, 2013この作家の本は初めてです。ブッククロッシングで頂いたので、たまたま読む事になりました。普段自分では手に取らないと思いますが、なかなか楽しんで読みました。夫と娘を残して、他の男性と駆け落ちして出て行った母。父は妻敵(めがたき)討ちに、娘のお艶(後にお縁と名づけられる)と旅に出るが、江戸近郊で果てる。父が息を引き取る前に、瀕死の父子を見つけて助けてくれたのが青泉寺の住職だった。その青泉寺に身を寄せ、湯灌を手伝いながら育っていくお縁。この本には4作の短編が収録されていて、それぞれをとしてお縁が成長していく様子が描かれていく。それと同時に湯灌儀式について丁寧に説明されていて、ある意味勉強になりました。こういう話がすんなり心に染み入ってくるというのは、やはり私は日本人なんだなぁと思わずにはいられなかったです。この本は仏事だけに執着するのでなく、ミステリーのような謎解きの要素も少し入っており、また読み進むうちに幾つかの人間関係の過去が語られていくので、硬すぎず、楽しむ事ができました。ちなみにこの本には続編があるらしい。今のところは、わざわざ探してまで読もうとは思わないけれど、機会があれば読んでみたいかもしれない。bookcrossing history japanese-日本語 ...more