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出世花

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「不義密通を犯した妻の血を引く娘に、なにとぞ善き名前を与えてくださらぬか」幼いお艶と共に妻敵討ちの旅に出て六年、江戸近郊で無念の死を遂げた矢萩源九郎が寺の住職に遺した言葉である。しかし、源九郎の骸と魂は三昧聖によって清められ、安らかに浄土へ旅立つ。「艶」から仏縁の「縁」と改名した少女が美しく成長する姿を、透明感溢れる筆致で描く感動の時代小説。

Paperback Bunko

First published June 12, 2008

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Kaoru Takada

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269 reviews45 followers
July 15, 2013
この作家の本は初めてです。ブッククロッシングで頂いたので、たまたま読む事になりました。普段自分では手に取らないと思いますが、なかなか楽しんで読みました。

夫と娘を残して、他の男性と駆け落ちして出て行った母。父は妻敵(めがたき)討ちに、娘のお艶(後にお縁と名づけられる)と旅に出るが、江戸近郊で果てる。父が息を引き取る前に、瀕死の父子を見つけて助けてくれたのが青泉寺の住職だった。その青泉寺に身を寄せ、湯灌を手伝いながら育っていくお縁。

この本には4作の短編が収録されていて、それぞれをとしてお縁が成長していく様子が描かれていく。それと同時に湯灌儀式について丁寧に説明されていて、ある意味勉強になりました。こういう話がすんなり心に染み入ってくるというのは、やはり私は日本人なんだなぁと思わずにはいられなかったです。この本は仏事だけに執着するのでなく、ミステリーのような謎解きの要素も少し入っており、また読み進むうちに幾つかの人間関係の過去が語られていくので、硬すぎず、楽しむ事ができました。ちなみにこの本には続編があるらしい。今のところは、わざわざ探してまで読もうとは思わないけれど、機会があれば読んでみたいかもしれない。
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