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アリス

螺旋階段のアリス

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大企業のサラリーマンから、私立探偵に転身を果たした仁木順平。しかし憧れのハードボイルドな事件の依頼は皆無、事務所で暇をもてあましていた彼の前に、真っ白な猫を抱いた桜色のワンピースの美少女・安梨沙が迷いこんでくる。
・初めての依頼人は、先月夫が亡くなり、貸し金庫の鍵を探してほしいという主婦。金庫の鍵は家の中にあるというのだが、完璧な主婦の目から逃れられた隠し場所とは? ……「螺旋階段のアリス」
・自分が浮気をしていないという調査をしてほしいと依頼する若い美女。夫の出張中、二人は彼女の行動を見張るが。 ……「裏窓のアリス」
・行方不明の犬を探してほしいという老婦人。死んだ夫が三十年も前にプレゼントしてくれたというその犬は、老婦人の妄想の中の〈幻の犬〉なのか?……「中庭のアリス」
・ビルの地下にある、誰もいない鍵のかかった書庫で、延々と鳴りつづける電話の目的を知りたい――〈地下室の番人〉山端から依頼を受けた仁木は、久しぶりに元の会社を訪れる。 ……「地下室のアリス」
・仁木の古い知り合いである真栄田氏は、妻が自分を週に数回用事を頼んで外出させる理由を知りたいというのだが。……「最上階のアリス」
・産婦人科の院長から、赤ん坊の世話を頼まれてしまった二人。探偵の仕事ではないと憮然としながらしぶしぶ引き受けるが。……「子供部屋のアリス」
・休みに入ったまま現れない安梨沙。心配を募らせる仁木のもとに一人の男が現れる。……「アリスのいない部屋」
心あたたまる七つの優しい物語。

304 pages, Paperback

First published November 1, 2000

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Tomoko Kanō

30 books

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Profile Image for Erika.
2,855 reviews89 followers
April 17, 2023
題名に「アリス」を入れとけば、ひっかかって手に取る人いそう、という感じで、各話の最後に無理矢理「アリス」の登場人物達に絡めて物語をまとめようとしてる、としか思えない。
(私も多分「アリス」に惹かれて本を手に取った口だと思う。覚えてないけど)

1990年代半ばに出版されたからなのか知らないが、全体的に古臭く新鮮味の無いミステリ連作だった。
登場人物達は書割りのように薄っぺらいし(コロンボ的に「妻」が全く出てこないと思ったら、最後に普通に出てくるし、「ロリータ美少女」の「正体」だってなんか変に隠す必要ないよね、というレベルで微妙)、「事件」やその解決もつまらない。
著者は30代の頃に書いてるはずだけど、なんで新鮮味がないんだろう。(ペンネームは女性名だけど、本当に女性だったら、今までの男性作家と同じような書き方じゃないと売れなかったのかな、とか、思ってしまう)

全体的に煙草の臭いが取れない、薄汚いイメージしか残らない作品だった。
この作者の他の作品では「ななつのこ」が気になるが、どうしようか迷う。
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