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魔の山(下)(新潮文庫)

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ひとりの少年が様々な経験を重ね、人間として成長していく過程を描いた教養小説。 完成までに十二年の年月を費やした大作。この後、マンはノーベル文学賞を受賞した。 カストルプ青年は、日常世界から隔離され病気と死に支配された“魔の山”の療養所で、精神と本能的生命、秩序と混沌、合理と非合理などの対立する諸相を経験し、やがて“愛と善意”のヒューマニズムを予感しながら第一次大戦に参戦してゆく。 思想・哲学・宗教・政治などを論じ、人間存在の根源を追究した「魔の山」は「ファウスト」「ツァラトストラ」と並ぶ二十世紀文学屈指の名作である。用語、背景などについての詳細な注解を付す。 本文より 時間とは何か。これは一個の謎である――実体がなく、しかも全能である。現象世界の一条件であり、ひとつの運動であって、空間内の物体の存在とその運動に結びつけられ、混ざり合わされている。しかし運動がなければ、時間はないであろうか。時間がなければ、運動はないのであろうか。さあ尋ねられるがいい。時間は空間の機能のひとつであろうか。それとも逆であろうか。あるいは、ふたつは同じものだろうか。さあ問いつづけたまえ。&hellip

659 pages, Kindle Edition

Published March 25, 1969

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トーマス・マン

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