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皇帝フリードリッヒ二世の生涯

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時代を二百年先取りした「圧倒的先駆者」
法王の権威を恐れず、イェルサレムを手中にし、学芸を愛したーー

聖地イェルサレムを無血開城したにもかかわらず、法王に「キリストの敵」と名指されたフリードリッヒ。法治国家と政教分離を目指し、世界初の憲法ともいうべき文書を発表したが、政治や外交だけが彼の関心事ではなかった。人種 を問わず学者を友とし、自らもペンを執って科学的書物をものした。「玉座に座った最初の近代人」とも評される、空前絶後の先駆者の烈しい生を描き尽くした歴史巨編。

著者の筆は、円熟の域に既に十二分に達しているので、とても読みやすい。フェデリーコの横顔が刻まれた「アウグスターレ」金貨を30年以上にも渡って探したという、意外に人間くさいエピソードも明かされる。ともあれ、本書を紐解いて、中世にもフェデリーコのような魅力満載の人間がいたことを、1人でも多くの人に知ってもらいたいものだ。歴史は本当に面白い。ーー 出口治明 (HONZより)

作家ならではの一貫した物語構成と描写の巧みさにより、一気に読ませる筆力はさすがである。「笑ってしまう」との表現が頻出することからも窺えるように、じつに楽しげに書いているのが印象的だ。フリードリッヒの人柄と偉才の描写はもちろんのこと、彼を支える腹心たちについての記述も素晴らしい。長年にわたって書き継がれてきた塩野歴史小説の、まさに到達点というにふさわしい出来栄えである。ーー 池上俊一 (日経新聞より)

人間が主人公である限り、あらゆる時代の、あらゆる地域の歴史を調べることは、すべて現代の私たちを理解するために有用な作業なのである。異なる歴史をより深く解釈する者にしてはじめて現代史に鋭い視線を投げかけ得るのであり、現代社会を深く洞察できる者こそが過去の社会を鮮やかに復元できる。この意味で、塩野七生は卓越した歴史家である。中世をテーマとする本書は、現代社会を、何より雄弁に物語るのだ。ーー 本郷和人 (波より)

上巻*目次
読者に
第一章 幼少時代
第二章 十七歳にして起つ
第三章 皇帝として
第四章 無血十字軍
第五章 もはやきっぱりと、法治国家へ
第六章 「フリードリッヒによる平和」(Pax Fridericiana)
下巻*目次
第七章 すべては大帝コンスタンティヌスから始まる
間奏曲(intermezzo)
第八章 激突再開
第九章 その後

278 pages, Hardcover

First published December 18, 2013

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About the author

Nanami Shiono

154 books35 followers
See also 塩野 七生.

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December 4, 2019
First of all, to me, Frederic II was a king who played flute with Emanuel Bach, very ignorant of me. It was the first time to know about this emperor who 200years before Renaissance, declared the need of separation of politics and religion. Shiono Nanami's book is always informative and entertaining. Her research on the history is thorough and although history books are boring, she turns them to exciting readings. And maybe this emperor was a looser in the history, she turned him into a great as a man, (
she recognized all his children from his lovers and took good care of them), as an Emperor, as a writer(he wrote a book on hawking). It was sad his kingdom, terrain and his ideal could not be carried out by his successors, but that is the history.
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