Erika2,877 reviews88 followersMarch 12, 2020講談社ミステリーランドの作品。読者対象は少年少女なんだろうが、結構怖い。西澤保彦の作品はこれで3作品目だが、それもちょっとだけSF要素があって、楽しい。今回のこの本も、その例に漏れない。(読んでいて気づいたが、「主人公が爺さんめいてる(「7回死んだ男」のQ太郎とか)」のは西澤保彦の作品に共通するものなのかしら。まぁ爺さんめいたキャラ好きだからいいけど。)てっきりピーターの「中身」は殺人犯、という後味の悪い終わり方になるかと思ってたので(講談社のこのシリーズの「神様ゲーム」が後味最悪だった)、違ってよかった。義姉がピーターってのは、一番納得、そして一番わかりやすい、予想通りの結末。でもそれでいい、と思わせられた。作品の内容そのものも、昨今よくある「地方での少年少女誘拐事件」を想起させて、とても身近で怖い。だからこそ興味深く・面白く読めた。やっぱり犬・猫ものはいい。結局なぜこの姉弟が動物の体にのり移れるのかの説明は一切ないが、まぁそれも許せる感じ。そこまで物語を広げたら、ぶれぶれの話になっちゃいそうだし。east-asian