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ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

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空飛ぶ車が欲しかったのに、手にしたのは140 文字だ「もし本気で長期的な人類の発展を望むなら、ただの140 文字や“永遠の15 分” を超えた未来について考えなければならない。ZERO to ONE はシリコンバレーを教科書に、難題を克服してこれまで存在し得なかった偉大な物事を築きあげるための本だ」 by Peter Thielたとえば、日本が「失われた20年」と言われている間に、世界のイノベーションを引っ張っているのはアメリカ、特に西海岸のシリコンバレーだ。アップルやフェイスブックといった名前がすぐに思い浮かぶけれど、数多のスタートアップが起業しては消えていく世界でもある。そんな中、次々と成功する企業を立ち上げる起業家集団がある。オンライン決済サービス・ペイパルの初期メンバーとして繋がりが深く、現在もシリコンバレーで絶大な影響力を持つことから「ペイパル・マフィア」とも呼ばれる彼らは、ご存知ユーチューブ(YouTube)をはじめ、電気自動車のテスラ・モーターズや民間宇宙開発のスペースXからイェルプ(Yelp!)、ヤマー(Yammer)といったネットサービスまで、そうそうたる企業を立ち上げてきた。本書はそのペイパル・マフィアの雄、ピーター・ティールが、母校スタン

305 pages, Kindle Edition

First published September 27, 2014

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Profile Image for Minh Nguyen.
103 reviews2 followers
April 13, 2022
ペイパルマフィアと言われているピーター・ティール起業家のベストセラー、スタートアップの教科書と言われてる本を紹介します。著者は1998年にPayPalを共同創業し、その後、ベンチャーに投資する会社を設立。Facebook初の外部投資家となったほか、リンクトインへ投資した後にIPO成功、ヤフーやイェルプ、オクラ及びスペースXなど、さまざまなTech企業に投資を続けています。

本書は成功するスタートアップの作り方について、著者が起業家として、多くのスタートアップの投資家として、ご自身の経験で語られた内容です。成功するスタートアップの作り方はざっくり2つのステップで整理された。

①隠された真実を見つける
彼がよく採用面接で「What is something you think is true、 but most people disagree with you on?」と問う。その質問の意図は、今まで価値があることに気が付かなかったことに気づくということ。すなわち、隠れたニーズを見つけるということだ。「今では当たり前なアイデアはどれもかつては誰も考えてもみないことだった」

②競合ではなく独占企業を作る
競合の延長線上ではなく、誰も真似できない、その市場の独占企業を作ることが大事。プロプライエイタリ・テクノロジーは、本物の独占的優位性をもたらすようないくつかの重要な点で、二番手よりも少なくとも10倍は優れていなければならないということだ。

本の感想として、2000年のドットコム・バブル崩壊のストーリーが面白かった。その教訓から得られたスタートアップの4つの原則が納得感があった。スタートアップのビジネスプランの作り方はとても参考になった。

一方で疑惑がある内容もいくつかあった。

①「水平的進歩」と「垂直的進歩」
水平的進歩(拡張的進歩)は成功例をコピーすること、1からnへ向かうこと。垂直的進歩(集中的進歩)は新しい何かを行うこと、ゼロから1を生み出すこと。著者は前者をかなり否定しているが、別にコピーすることは悪くないと思う。他の企業のプロダクトをコピーして、改良して、偉大な企業を作った例はたくさんある。中国のIT企業はその一つ。また人類の文明も全ては「ゼロから1」の破壊的なイノベーションだけで作られたわけではいない。一本ずつ改良していって、そのうちイノベーションが生まれたケースがたくさんある。

②競合ではなく独占へ
この解釈は少しミスリーディングかな。IT産業がマチュアになっている中で、全く競合が存在しない独占企業を作ることは難しい。むしろ競合が必要だ。競合の存在があるからこそ、もっと良いプロダクト、イノベーションが生まれるわけだ。

オーバーオール、本が読みやすく、スタートアップのビジネスプランの作り方が参考になった。一方でイノベーションの考え方は隠れた真実から始まるところはもうちょっと掘り込んで欲しかった。イノベーション論に関しては、HBS Christensen教授の「ジョブ理論」とか「破壊的なイノベーション」がお勧め。

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