空飛ぶ車が欲しかったのに、手にしたのは140 文字だ「もし本気で長期的な人類の発展を望むなら、ただの140 文字や“永遠の15 分” を超えた未来について考えなければならない。ZERO to ONE はシリコンバレーを教科書に、難題を克服してこれまで存在し得なかった偉大な物事を築きあげるための本だ」 by Peter Thielたとえば、日本が「失われた20年」と言われている間に、世界のイノベーションを引っ張っているのはアメリカ、特に西海岸のシリコンバレーだ。アップルやフェイスブックといった名前がすぐに思い浮かぶけれど、数多のスタートアップが起業しては消えていく世界でもある。そんな中、次々と成功する企業を立ち上げる起業家集団がある。オンライン決済サービス・ペイパルの初期メンバーとして繋がりが深く、現在もシリコンバレーで絶大な影響力を持つことから「ペイパル・マフィア」とも呼ばれる彼らは、ご存知ユーチューブ(YouTube)をはじめ、電気自動車のテスラ・モーターズや民間宇宙開発のスペースXからイェルプ(Yelp!)、ヤマー(Yammer)といったネットサービスまで、そうそうたる企業を立ち上げてきた。本書はそのペイパル・マフィアの雄、ピーター・ティールが、母校スタン
①隠された真実を見つける 彼がよく採用面接で「What is something you think is true、 but most people disagree with you on?」と問う。その質問の意図は、今まで価値があることに気が付かなかったことに気づくということ。すなわち、隠れたニーズを見つけるということだ。「今では当たり前なアイデアはどれもかつては誰も考えてもみないことだった」