本の後半、医師との対談の後に出てくる話が面白かった。どこも悪くないのに副作用で?体のあちこちをひどい痛みに襲われて、我慢できずに闘病仲間から聞いた男前の医者のところへ行き即入院させてもらった(そこはホスピスだった)。そこで出会った末期の患者たちの様子。印象に残ったのは二人; 不仲の夫の悪口を会う人ごとに語り続ける女(うちの母そっくり)、宗教だとは思ってなかったのに、子供の頃祖母に連れられて通った読経の会のおかげで知らぬ間に悟り救われていた女性。…信じるものがある人は強い(前者は53年間結婚生活で辛抱を強いられた恨みに駆られて離婚せずに耐え続けるという強さ、後者は信仰のために解き放たれた強さ)。