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白い巨塔

白い巨塔(三): (新潮文庫)

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財前五郎がドイツでの学会にて、より確固たる地位を獲得する中、財前が手術した噴門癌患者は死亡してしまう。
財前の不誠実な診察や術後の応対と死因に疑問と憤りを感じ患者遺族は民事訴訟を提起する。
財前の態度とは裏腹に、親身に患者の症状や死因究明に尽くした里美脩二は、自身の立場を顧慮せず原告側証人として証言台に立つのだった。
社会派小説の巧者・山崎豊子が医学界の腐敗を描くベストセラー作品第三巻

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First published November 15, 1980

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山崎 豊子

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Profile Image for Konatsu.
116 reviews12 followers
January 18, 2021
3巻:財前ヨーロッパ出張、佐々木庸平の死亡〜裁判〜判決:原告側の主張と請求は棄却、里見の浪速大学退職

いやー!やっと読み終わった(笑)…これを使って書こうとしている志望理由書の提出期限にも迫られ、久しぶりにこれだけの量の漢字をみて、あまり物語を楽しむ余裕がなかったっていうのが正直なところだけれど、やはり傑作!それにしても漢字が多い、会話文が長い、連載されていたものだから仕方がないのかもしれないけど、状況を繰り返し事細かに説明されてそれもまた長かった(笑)。私がただドラマ観すぎてストーリーに慣れすぎてしまったっていうのもあるんだろうけど。
2003年版ドラマでも有名なユダヤ人の強制収容所も出てきて、裁判でも里見が証言して、これまで以上に「命とは何か」「医者というのはどうあるべきなのか」という、この作品を通してのテーマを掘り下げてきたように思う。ドラマ版の方が里見はヒーロー感が明確に描かれていてそっちの里見に慣れてしまっていると原作での里見が若干物足りないように感じてしまうけど、自分の個人的、また公的人生と医師としての使命感、一人の人間としての良心を天秤にかけ、迷い悩み、「白い巨塔」の不条理さに憤る原作の里見の方が、(それでもやっぱりidealistic何だろうけど)人間らしいのかもしれない。受験のことを考えると気が滅入るからあまり純粋な気持ちで読めていなかったかもしれないけど、そんな中でも里見は憧れざるを得ないし、私もいつか医師になることができたのなら里見のような医師・人間になりたいと思う。
財前もある意味では「白い巨塔」という「外見は学究的で進歩的に見えながら、その厚い強固な壁の内側は、封建的な人間関係と特殊な組織によって築かれ」(p.376)た大学病院という構造の被害者なのかもしれないが、それを加味してもそのおごりっぷりと卑怯さは見過ごせない。まだ私は財前を好きになれるほど大人になれていないのかも。
とりあえず次巻を早く読まなくては…!
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