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本居宣長 #1

本居宣長(上)(新潮文庫)

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理屈じゃなくて「宣長さん」の肉声を聞きたい――。 時空を超えた巨人との対話。 「とにもかくにも人は、もののあはれを知る、これ肝要なり……」。本居宣長七十二年の生涯は、終始、古典文学味読のうちに、波瀾万丈の思想劇となって完結した。伊勢松坂に温和な常識人として身を処し、古典作者との対話に人生の意味と道の学問を究めた宣長の人と思想は、時代をこえてわれわれを深い感動の世界につつみこむ。 著者がその晩年、全精力を傾注して書きついだ畢生の大業。用語、人名、時代背景などについての詳細な注解を付す。 【目次】 本居宣長 一章―三十章 注解 【本文より】 本居宣長について、書いてみたいという考えは、久しい以前から抱いていた。戦争中の事だが、「古事記」をよく読んでみようとして、それなら、面倒だが、宣長の「古事記伝」でと思い、読んだ事がある。それから間もなく、折口信夫氏の大森のお宅を、初めてお訪ねする機会があった。話が、「古事記伝」に触れると、折口氏は、橘守部の「古事記伝」の評について、いろいろ話された。浅学な私には、のみこめぬ処もあったが、それより、私は、話を聞き乍(なが)ら、

412 pages, Kindle Edition

First published May 25, 1992

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About the author

Hideo Kobayashi

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Hideo Kobayashi (小林 秀雄, Kobayashi Hideo, April 11, 1902 – March 1, 1983) was a Japanese author, who established literary criticism as an independent art form in Japan.

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