Erika2,864 reviews88 followersFollowFollowMay 15, 2021表紙の絵柄がどうも好きになれないけれど、内容はしっかり面白かった。「可愛いドジっ子だけど実は超優秀」という、どうやら裏に何か事情がありそうな「海月」警部というキャラと、それに振り回されるも優秀さを認める長身の巡査、という組み合わせも、clicheっちゃclicheだけど、そのありそうな設定を補って余りある、ちゃんとした(?)ドタバタミステリだった。読んでいて、「ドジっ子」女の子にイラつかないのが不思議だ。(こういう設定の大抵のラノベはイラついて途中で放棄する羽目になる)冤罪やネット上での個人情報公開とつるし上げ、そして官僚主義な警察庁の対応。そういったものが、重くなりすぎずに描かれている。初っ端から「青梅」とか「中野区のアパートで死体で発見される」とか、私の身近なキーワードが多すぎて、そういう個人的な意味でもクスッと笑ってしまった。笑うと言えば、この作者、あとがきもおもしろい。何故だろう、同年代だからかな、「面白がらせよう」という阿りを感じないけれど、十分に面白い。次も早速借りてくる事にしよう。…それにしても、このラノベっぽい表紙の絵、嫌だなぁ。なので、星3.5。(2021/5/15追記:ドラマがあるらしいので見てみたが、本書とは全くの別物だった…原作の方が断然面白い)