テクニック本は対処療法的であり、物事の根幹を見極めようとしない。という偏見の元、あまり好まないのだが、コミュニケーションにおいては、対処療法でも何でも経験値を積む足しになればと思い購入。世間で旬な本を、旬な時期に読むというのも、話題のストックには大切な事なんだ。そんな訳で内容はきっと、誰にでも通じて15分は持つ恒久的な「ネタ」の例が66個掲載されていると思っていた。これは間違い。 初めて会う人との話題のとっかかりとなるネタを仕込むべき、その30分前にページをめくるといった用途にはまったく向かない。どちらかと言えば、今日の同僚との会話を省みながら、就寝前の布団の中でパラパラとめくりたい1冊といったところ。 タイトルにあるように本書は「話題」ではなく「話し方」を伝授する本なのだ。最近のブログエントリのタイトルで好まれる「3 Ways/Steps To Do Something」のような、そこに掲載された数の方法ないし手順を盲目的に実行すれば、ハッピーになれるといった本ではないように思う。その点で、タイトルと66個のルールという構成にしたのは、期待とのミスマッチを生んで失敗しているかも知れない (もっともそうしなければ数ある同類のテクニック本に埋もれたかも知れない)。